楽天証券で米国株式を取引すると手数料が発生します。
多くのケースでは、約定代金の0.495%(税込)となるでしょう。ないしは、大きめの投資金額では上限の税込みで22ドル。
一方で、手数料が無料のケースがあります。それは、約定代金が2.22ドル以下の場合。
株価の安い銘柄、所謂 Penny Stock は沢山あります。しかしながら、「実際に買うことはあるのか」と疑問にも感じます。
ところがなんと、保有銘柄で株価が2.22ドルを下回っているものがあり、買増しをすると手数料が無料になるのか試せることに気づき、早速実践。
Titan Medical (TMDI)
2.22ドルを下回った銘柄は Titan Medical (TMDI) です。本銘柄がどのようなものかは、別記事で記載していますので、ぜひご覧ください。
外科手術ロボットを開発している Titan Medical の株価は1ドル未満の水準でしたが、2021年に入ってから3ドルを超えることもあり、かなり期待して投資しています。
しかしながら、その3ドルを超えた株価も三月にかけて滑り台を滑り降りるように下落。四月の上旬に盛り返したと思えたものの、1ドル台半ばを推移しています。
企業の経営方針に大きな変更はありません。外部要因を考えると、新興株が売られ、「ブルーチップ」と呼ばれる優良株式が買われていることかもしれません。つまり、お金の流れが変わっている。
同社株式の取引量は、3月22日以降、それまでの60%程度にまで落ちています。4月7日の突然の上昇となった大型の取引量を除いて薄い商いとなっており、傷口からじんわりと出血し続ける様に売りが出ているのではないでしょうか。
手数料ゼロ円
さて、前置きが長くなりました。
Titan Medical の株価が2.22ドルを割っている今、一株だけ購入すれば手数料がかからないはず。
ということで、実験開始。
一株を1.56ドルの指値で買付注文し、無事に約定。
手数料を見ると「0円」と表示されています。
説明に書かれている通りなので、当たり前と言えば当たり前です。
ただ、画面表示がどのようになるのか、本当に手数料の発生がないのか。今回の実験で確認できました。
結論
約定価格が2.22ドル以下であれば、手数料無料。
ふと思ったのですが、買付にはこの節約テクニック使えそうですが、果たしてどうでしょう。
今、頭の中に浮かぶことは以下の三つです。
- 1ドル台の株では、無料の恩恵にあずかれるのは多くのケースで一株
- 一株をチマチマ買うのは手間と効率のバランスが悪い
- 売付の場合、一回の取引で数~数十セントの利益となるが、それは意味あるのか