2020年1月23日にメルペイによるOrigami統合のプレスリリースが発表され、2月28日にはOrigamiからサービス終了に関する連絡が届きました。
「2020年6月30日で終了する」との連絡でしたが、気が付けばすでに七月に入り、ひっそりとサービスが終了しています。一方でOrigamiのサイト（ https://origami.com/ ）はこの記事を書いている2020年7月4日時点でも稼働中です。
2020年に入り、ようやくQRコード決済を始めようとサインアップしたサービスがOrigami Payだったのですが、ほとんど使わないうちにサービス終了です。
2月28日のメールで連絡が途絶える
2020年2月28日にプレスリリースと同じ内容のメールを受信しました。そこ書かれていたのは二つの日付です。
- 2020年4月28日（火）22:00 に終了
- クレジットカード/デビットカードを指定したスキャン支払い
- クレジットカード/デビットカードを指定したコード支払い
- 金融機関口座を指定したコード支払い
- 2020年6月30日（火）22:00 終了
- Origamiアプリ全機能
各日付の直前に何かしらのメールが届くのかと思っていました。しかしながら、全く連絡はなし。
私自身もアプリを開くこともなく放置をしていたため、アカウントの移行が行われるかどうかも分からないままに、6月30日を迎えてしまいました。
加盟店への連絡のみ？
Origami Payからメルペイへの移行に関する連絡は受け取っていません。もしかしたら、アプリで何かの表示があったのかもしれませんが、6月30日以前にアプリを開いていなかったため、遡ることもできません。
インターネットで検索すると、加盟店向けの移行手続きに関するお知らせは、信用金庫のサイトで見つけることができても、アプリでQRコード決済をするユーザー向けの情報は見つけられませんでした。
アプリのいま
アプリは7月4日現在も開くことは出来ます。
アプリを開くと、利用停止の旨とメルペイでの利用を促す文言があっさりとした表現で書いてあります。
なぜか「Origamiの利用を開始する」というボタンがあるので、ここをタップすると以下の画面に飛びます。
登録が出来そうな雰囲気です。
メールアドレスを入力し「メールアドレスを使用する」をタップします。
やはりエラーメッセージが表示され、Origamiのサービスが終了していることが伝えられます。
画面にある、「メッセージ」、「・・・」のアイコンをタップしても、メールアドレス入力の画面に遷移し、上記と同じ結果となりました。
メルペイの利用を促す内容が書かれていても、アプリやサイトへのリンクもありません。どうしてもメルペイを使いたい人は自力でアプリを探し出して、登録してください、というメッセージなのでしょう。
メルカリの狙い通り
2020年2月28日のメール、そして以降連絡が途絶えたこと。これに加え、現在のアプリの画面遷移から推察すると、メルカリの狙いはOrigami Payのユーザーではないでしょう。
やはり過去の記事に書いた通り、Origami統合を足掛かりに信金中金と業務提携することが本命で、加盟店を低コストで確保。顧客基盤はOrigamiの既存ユーザーは眼中に入っていないのでしょう。
そんなメルペイは、マイナポイント事業で独自ポイントを加算し、最大7,000ポイント付与のキャンペーンを2020年7月3日付でリリースしています。（メルペイでマイナポイント申込むと最大P7,000付与(※)。更に抽選で最大1,000万円相当（総額1億円）のポイント付与チャンス！）
最後に、ツイッターではOrigamiの伏見氏が6月30日に最後のOrigami Pay利用のツイートをしています。更に氏のツイートに自身でリプライしていて思い出が語られています。