MAXIS米国株式(S&P500)上場投信とeMAXIS Slim米国株式(S&P500)のどちらを購入する?

S&P500

2020年1月9日に三菱UFJ国際投信株式会社(以下、三菱UFJ国際投信)による海外株ETFが東京証券取引所へ新たに上場しました。今回は米国株式(S&P500)と全世界株式(MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス)に連動するETF二本で、どちらも円ベースです。

本記事では米国株式(コード 2558)だけに絞って触れていきます。

スポンサーリンク

MAXIS-名前は似ている

三菱UFJ国際投信はETFの他に投資信託でもeMAXIS Slim米国株式(S&P500)という商品を出しています。

とても名前が似ていますが、iPhone 11とiPhone 11 Pro Max以上の差はあります。

この記事を見に来る方が多く、

  • MAXIS米国株式(S&P500)上場投信
  • eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

これら商品は何が違うのか、に非常に興味があることが窺えます。

スポンサーリンク

上場投信(ETF)と投資信託の違い

上場投信と投資信託、漢字を眺めているとさほど大きな差は無いように感じる人もいるかもしれませんが、下記のような違いがあります。なお上場投信は「ETF」とよく言われますが、これは「Exchange-Traded Fund」の略で日本語訳と同じ意味で証券取引所で流通している投資信託のことを指します。

上場投信(ETF)投資信託
上場の有無上場している上場していない
購入できる場所証券会社証券会社、銀行、郵便局など
購入の仕方証券会社へ売買単位ごとに注文金額で注文
価格/基準価額市場でリアルタイムに変動一日一回

上記表は日本証券業協会のサイトから引用し再構成

簡単に言うと、証券会社を通じて、自分が狙った価格で購入できるものが上場信託(ETF)で、証券会社以外の銀行などでも購入できるものが投資信託です。

日本で売買される海外株ETFの特徴

信託報酬手数料は僅かながらETFが安い

まずは、信託報酬手数料を比較します。どちらも税込みです。

  • MAXIS米国株式(S&P500)上場投信:年率0.0858%
  • eMAXIS Slim米国株式(S&P500):年率0.0968%

隠れコストの要素を加味しなくても、ETFのほうが手数料が低いことは明らかです。

ただし、ETFそのものの取引には証券会社で設定されている売買手数料がかかることは忘れないようにしましょう。

流動性は一応知っておこう

ETFはその名前の通り上場しているので、流動性について知識として持っておきましょう。(本章は4月20日追記、7月25日編集)

流動性とは

上場してから三か月が経過し、その値動きと売買高(取引が成立した株数/口数)のチャートを見てみます。

二月下旬から三月下旬にかけて大幅な下落があった時は、10,000~20,000を超える売買高がありました。一方で4月20日時点の平均売買高は約7,500です。

目安としては購入しようとする株数の100倍以上の取引があればよいとされていますが、100株単位で取引しようと思っている人にとっては心許ない数量です。

これが「流動性」で、流動性がないと、例えば売却して現金化する必要があるときに、希望の株価で売却が成立しない恐れがあります。

低い流動性の対策-マーケットメイク制度

日本ではETFの流動性が確保しにくいことから、東京証券取引所では「マーケットメイク制度」を2018年7月2日から導入しています。詳細は先の東京証券取引所のリンク先をご覧いただければと思いますが、簡単にまとめます。

  • マーケットメイカーという会社が登場
  • マーケットメイカーは売り気配、買い気配のスプレッドを細かくし、売買数量を板情報に提示
  • 投資家は希望の価格と数量でETFを売買できる

MAXIS米国株式(S&P500)上場投信は、このマーケットメイク制度の対象ETFなので希望通りの売買ができないという事は避けられますが、7月22日時点で過去一か月の売買高の平均は7,400株です。四月下旬に算出した平均値と大差はない水準で推移していることは念頭に置いておいた方が良いと思います。

私が、MAXIS米国株式(S&P500)上場投信の購入を見送る理由

米国市場には、バンガード社からVOOというS&P500連動のETFが上場しています。米国市場であるため購入の際には円をドルへ替えてから購入する必要があります。また、米国株式の購入手数料は過去と比較しても安くなっていますが、買い方によっては手数料負けする恐れもあります。

となると、信託報酬手数料が低いMAXIS米国株式(S&P500)上場投信は東京証券取引所で円で購入できるという点に魅力はあります。しかしながら、個人的には購入は見送る方向です。

理由は定額での積立てには向いていない点で、定額にしようと思うと自分で株数を調整する労力を要することがネックとなります。一度設定して後は放っておける投資信託積立は、自分の時間を費やしたり手間を要することなく、労力削減によるコスト(信託報酬手数料)の差は吸収できると考えます。

自動積立ができる投資信託に存在しないものがETFとして設定されていれば、その労力は惜しみません。それがHDV、SPYD、QQQを購入している理由にもなります。(QQQに対応する投資信託はiFreeNEXT NESDAQ100インデックスがありますが、知った順序の話で、QQQを購入しています。)

あくまでもこれは個人の意見なので、最終的には納得できるものを各個人が選択して購入できれば良いと思います。

ETFを買うとしたら、日本と米国のどちらの市場で?

日本でも海外の指数に連動するETFを購入できることは、おそらく最近の「MAXIS」というブランド名の功績で広く知れ渡ることになったと思います。

同時に日本では限定的とはいえ、以前と比較すると海外市場の株を購入するハードルは低くなり、S&P500に連動するようなETFも気軽に取引できます。

そこで、MAXIS米国株式(S&P500)上場投信と米国市場に上場しているETFとはどのように差があるか気になるかもしれません。

そんなあなたは、こちらの記事をぜひ、ご一読ください。