五月もトランプ関税という単語は残っていました。
株価変動は大きかったというものの、主要指数を見ると上向いています。

株価よりも、ニュースになったのはムーディーズによる米国債の格下げ。日本ではメディアがトランプ大統領嫌いを隠すこともせずに報道で騒いでいますが、遡って見れば、2023年にもフィッチが格下げ。古くは2011年にもS&Pも格下げをしているので、今回が初めてという訳ではありません。
もうひとつのニュースは、米国での薬価引き下げに関する大統領令。OECD加盟国など他の先進国に比べて高額な薬価を是正することを目的としています。ざっと調べてみると、糖尿病薬のオゼンピックという処方薬は日本と比較して、50倍近い値。米国人はそんな高額な薬で命をつないでいます。
ちなみに、日本の厚労省は医療費増加に対応するという理由で、薬価を隔年(一部は毎年)で下げています。米国の政策を批判するのであれば、日本の状況も知っておいた方が良いと思います。
今月は保有株にも影響が出ている模様ですが、内容を確認。
保有株状況
2025年5月30日時点の状況です。
銘柄 | 平均取得価額 (USD) | 現在値 (USD) | リターン | 前月値 (USD) | 前月比 |
---|---|---|---|---|---|
ADP | 240.4750 | 325.5300 | 35.4% | 300.6000 | 8.3% |
AQB | 114.7528 | 0.8200 | -99.3% | 0.6710 | 22.2% |
COF | 96.3905 | 189.1500 | 96.2% | 180.2600 | 4.9% |
CVS | 69.8102 | 64.0400 | -8.3% | 66.7100 | -4.0% |
JPM | 118.8235 | 264.0000 | 122.2% | 244.6200 | 7.9% |
LMT | 352.3803 | 482.3800 | 36.9% | 477.7500 | 1.0% |
MATW | 26.8977 | 21.4500 | -20.3% | 20.4500 | 4.9% |
T | – | 27.8000 | – | 27.7000 | 0.4% |
UNH | 406.2475 | 301.9100 | -25.7% | 411.4400 | -26.6% |
V | 174.6359 | 365.1900 | 109.1% | 345.5000 | 5.7% |
HDV | 90.6187 | 116.2900 | 28.3% | 115.1000 | 1.0% |
QQQ | 278.5489 | 519.1100 | 86.4% | 475.4700 | 9.2% |
SPYD | 33.1464 | 42.4800 | 28.2% | 41.8800 | 1.4% |
主要指数ほどではないですが、前月からの戻りは続いています。
その中で、UNHは大きく下落。
メディケアが医療費の増加で利益を圧縮、CEO辞任、前述の薬価引き下げやメディケアの改革が要因として挙げられます。加えて、5月15日に同社が司法省からメディケア詐欺の刑事捜査を受けているという報道が株価にダメージを与えていました。
下落幅が大きかったものの、買増しを行い、平均取得価額は、470.0980ドルから406.2475ドルへ下げました。
UNHの状況から配当が安定的に支払われるのか、という点も気になるものの、気長に見ていければと思っています。