日本の祝日と米国の祝日は当然の事ながら異なります。
日本は祝日が多く、三連休になることも多い。平日がお休みでも米国市場は開いている。連休だから米国株式取引に少し時間を費やしてみる。
米国市場の取引は日本時間では夜中です。夜中に市場を見ていると、翌日の日中に眠くなることもあるかもしれません。
日本が休みであれば、そんな心配をせずに済みます。でも、健康には注意を。
米国株式取引の経験が浅いけど、もっと知りたいという場合は、休みの日を学ぶ機会としてみるのはいかがでしょうか。
【注意】本記事で例示する銘柄は推奨でも、投資指図でもありません。企業の財務状況やビジネス内容を調べ、ご自身の責任で投資判断を下す、ないしは他銘柄を探してください。
コカ・コーラ (KO) をiSPEEDアプリで買付注文
前回の記事で触れたコカ・コーラ株を例にして、iSPEEDアプリで買付注文してみます。
ちなみに、前記事では米国株投資のメリット、デメリットも紹介しています。
iSPEEDアプリでの買付注文手順
以下、iSPEEDアプリのスクリーンショットを使って手順を追っていきます。
本記事ではAndroid版のiSPEEDアプリで、画面は2021年4月30日時点のものです。
1. 銘柄検索
iSPEEDアプリを立ち上げると、以下の画面が表示されます。画面はデフォルト表示なので、カスタマイズをしている場合は異なる見た目となります。
まずは、銘柄検索をするために、最下部の虫眼鏡アイコンの「検索」をタップします。
検索画面に切り替わります。
上部の虫眼鏡アイコンがついた検索窓に、検索したい銘柄名ないしはティッカーを入力して、キーボードそばにある「検索アイコン」をタップ(ここでは、コカ・コーラのティッカーである「KO」で検索。)
検索結果がヒットすると候補が表示されます。
複数候補の中から一番上の「コカ・コーラ」をタップします。
2. 注文画面へ移動
コカ・コーラの株式や企業情報を見る画面に遷移します。
ここでは、コカ・コーラ株と企業、財務に関する様々な情報を確認できますが、詳細は割愛。
画面の左上に「注文」という文字がありますので、これをタップします。
すると、画面が暗転して下部にメニューが表示されます。
今回は買付注文なので「買い注文」をタップします。
3. 買付注文
さあ、ここで注文を入力します。
入力可能な項目は複数あります。上から説明していきます。
- 数量:買いたい株数。今回は2株注文。
- 価格:株価がいくらの時に買いたいか。今回は54ドルになったら買いたいので、「指値」として「54」ドルと入力。
- 執行条件:いつまで注文を置いておきたいか。今夜だけなので「本日中」
- 口座区分:譲渡益や配当にかかる税金を源泉徴収とするなら「特定」、自分で確定申告する場合は「一般」
- 決済方法:日本円、米ドルのどちらで支払うか。今回は日本円とするので「円貨決済」参考の価格目安は「予想受渡代金」で確認可能。
画面を下にスクロールし、暗証番号を入力。
すると一番下にある「確認画面へ」のボタンがタップできるようになりますので、タップします。
今度は確認画面に移動します。
買いたい株数、指値の価格、執行条件、口座区分、決済方法などを確認します。
全て良ければ、「注文する」をタップ。
画面が切り替わって「注文完了」と表示されれば、注文完了です。
スマートフォンで米国のYahoo! Financeを見る
楽天証券では、24時間365日ではないものの、多くの時間帯で米国株の注文を入れることができます。取引可能時間の詳細は楽天証券のサイトをご覧ください。
つまり、日中も注文を入れることが可能なのですが、市場が動いていないと目安が分からないため、指値をどうするか悩みます。
私は基本的には市場が開いてから、値動きを見て指値を決めるのですが、どうしても市場が開く前に注文を入れておく必要がある場合は、日本の夕方に値動きを確認して指値を決めます。
まだ市場が開いていないのに値動きとは?
時間外取引という市場が始まる前、もしくは市場が終わった後の取引があり、その値動きを参考にしています。
ただし、正直言って値動きの激しい銘柄に対して時間外取引はあてにはならないので、あくまでも参考という事を強調します。
まず、米国のYahoo! Financeへアクセス。アドレスは「finance.yahoo.com」
画面上部の検索窓に検索したい銘柄の名称、ティッカーをアルファベットで入力します。
ここでもティッカーの「KO」で検索をしていますので、複数候補が表示されますが、コカ・コーラは最上部に表示されています。この「KO The Coca-Cola Company」をタップします。
銘柄の情報が表示されます。
大きく「54.26」とあるのは前日の終値。右横に小さく表示されている「54.18」が時間外取引で取引されている価格です。
現地の早朝では、前日の終値よりも安い価格で取引されているので、もしかしたら今日は54ドルまで下がるかもしれない。だから、54ドルで注文をしてみよう。と考え、先ほどの例示では54ドルとしています。
習うよりも慣れろ
以上が、楽天証券のiSPEEDアプリによる、米国株式の買付注文手続きでした。
過去に類似の記事を書いていますが、本記事では注文画面への画面遷移を別ルートにしたり、説明量をスリム化しています。
アプリの操作やメニューは沢山あるため、一つ一つを紹介することは難しく、まずは慣れてくださいとしか言いようがありません。
冒頭にも書いた通り、連休は米国株取引を身近にすることに時間を使うのも良いかもしれません。