楽天証券のiSPEEDアプリに米国株式取引機能が加わると夜はパソコンの前にいる必要がない

iSPEEDアプリ

2020年2月16日注文分から米国株式の注文受付時間を拡大した楽天証券が、今度は2020年3月28日からスマホの株式取引アプリ「iSPEED」に米国株式取引機能を追加すると3月12日にリリースしました。

米国株式取引に力を入れた今回のアップデート、経緯と含めアプリも見てみます。

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楽天証券のプレスリリース経緯

2020年3月12日のプレスリリースで楽しみに待っていましたが、延期や予告が発表されています。

2020年3月27日、30日:アプリリリース延期

本日28日にダウンロードをしようと思っていたのですが、楽天証券の「重要なお知らせ」に延期のお知らせがありました。お知らせのタイムスタンプが27日の23:07で、夜中まで調整の末、公開延期の判断をされたことは想像がつきます。

30日は正式に延期としてアナウンスが掲載されました。

残念ですが、楽しみに待っています。

2020年4月24日:アプリリリース予告

ようやく、2020年4月24日のお知らせでiSPEEDの米国株式取引が対応されることが決定しました。アプリは4月27日のアップデートで利用可能ということでした。

2020年4月27日:アプリ配信

そして、27日のアプリ更新で米国株式対応となった新しいUIがお目見えしました。

2021年3月22日:逆指値注文

米国株式でも逆指値注文が可能になります。まずは2021年4月12日にiSPEEDでスタートです。

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新しいiSPEEDアプリ画面

新しくなったiSPEEDアプリの画面を紹介します。基本的には従来と大きな変更がないので、以前から使っている人にとっては新たに操作を覚える必要はありません。なお、スクリーンショットはAndroid版です。

iSPEEDアプリの基本的な使い方は、公式サイトの使い方ページからPDFのマニュアルをご覧ください。


画面下部の決算発表のお知らせには「決算発表(米国株式)」の文字があります。

資産・照会メニューには日の丸と星条旗が現れます。

保有しているSPYDの銘柄情報を見ることができます。

iSPEEDアプリで米国株式の買い注文を入れる方法を、SPYDの買付注文を例にして動画とスクリーンショットで説明しています。ご参照ください。

今回のアップデートによる私にとっての三つのメリット

1. スマホアプリがひとつで良い

スマートフォンで米国株式取引ができるアプリには、マネックス証券の「トレードステーション米国株 スマートフォン」という米国株式取引専用のアプリがあります。

マネックス証券とは対照的に、今回リリースのiSPEEDアプリは日本株と米国株がひとつのアプリで取り扱えるため、アプリを追加でインストールしなくてよいのがメリットです。

2. パソコンの前に座るために急いで帰宅しなくて良い

パソコンで注文を入れたり訂正をしなくてよいことです。米国は今は夏時間なので、市場が開くのは日本時間の22時30分となり、パソコンの前にいるのも冬時間の時よりは楽です。

しかし、22時台は自宅に戻ってないこともある時間帯であり、市場の動きによっては注文したくなってやきもきすることがあります。そこで出先で注文を入れたり、訂正や取消したりすることができるのは嬉しいアップグレードです。

3. 寝床からも取引できるのが良い

新型コロナウイルスによる外出自粛に伴い在宅勤務をしている今、当初懸念している状態にはなっていません。逆に就寝時間が早くなった昨今、寝床で注文をできるというのもメリットに感じてきています。

加えて、夜中に目が覚めてもパソコンを立ち上げずに、市場の状況を確認したり、指値を変えたりすることができるのも便利です。

あれから二年、iSPEEDアプリは便利になっている

外出先でも寝床でも米国株式の注文ができるiSPEEDアプリは、楽天証券の米国株式取引に関連する機能のパワーアップで便利になっています。

リアルタイム株価の無償化

楽天証券では株価が15分程度遅れて反映されていました。値動きの激しい株式の売買をする際、「今、この瞬間」の株価を正確に把握できないため指値の時に難しさを感じます。

その回避方法としては、私はブラウザで米国のYahoo! Financeを開いて現在の価格を確認し、iSPEEDアプリで指値を決めて入力していました。タイムラグがあるのは避けられませんが、この方法で15分といったタイムラグでやきもきすることは無くなりました。

しかし、楽天証券の米国株リアルタイム株価という一ヶ月330円の有料サービスに申し込むと、上述の面倒くさい事をしなくて済みます。しかも、この有料サービスは、条件を満たせば無料で使用可能で、条件を満たしていたこともあり、2020年から2022年まで、費用負担なしに本機能を使うことが出来ていました。

iSPEEDアプリでは銘柄のティッカーの左側に「リアル」の文字があり、この安心感は絶大なものです。(オレンジ囲み)

しかしながら、2022年5月30日よりリアルタイム株価が無償化され、情報提供元も変更されたことで、米国主要指数も5種類から、一挙に45種類に増えています。

その中には恐怖指数と呼ばれるVIXもあり、iSPEEDアプリでリアルタイム株価が、何の心配もなく確認できるだけではなく、指数の確認もいちいち、他のソースを探しに行かなくても用が済むというのは大きいです。

時間外取引株価もiSPEEDアプリで

リアルタイム株価や指数に加え、時間外取引株価もiSPEEDアプリで確認が可能となりました。

マネックス証券と異なり、楽天証券では時間外取引を行うことは出来ません。しかし、株価をアプリで参照可能になるのも、助かります。


iSPEEDアプリはバージョンアップすると投資信託が見られるようになるのか、気になる方もいると思います。そんな方はこちらの記事をご参照ください。