2020年7月24日にアクティビジョン・ブリザード(ATVI)株を買いました。
昨年後半は75~85ドルの間を行ったり来たりする値動きでした。
ところが、2月5日に突然の上昇。104.23ドルの高値まで達し、終値は101.61ドルとなっています。
新型コロナウイルス関連で上がるか、と眺めていたところで、この急上昇。今回は決算発表で上がった様子です。
2020年第4四半期決算は好調
2月4日の夜に発表された第4四半期決算は概ね対前年、アナリストの予想に対しても良いものでした。
- 売上:24億ドル(前年同期20億ドル)
- Net bookings(期中の受注額で同社の指標):30億ドル(前年同期27億ドル)
- EPS(一株当たりの純利益):0.65ドル(前年同期0.68ドル)
EPSは前年同期を下回っていますが、アナリストの予想が0.53ドルという事を踏まえると、予想に反した好結果と言えるでしょう。
セグメント
アクティビジョン・ブリザードは三つのセグメントを持ち、それぞれの結果も報じられています。
- Activision:Call of Dutyの寄与が大きく、2020年度通年では売上は78%増。
- Blizzard:World of Warcraftは好調であったが、他の作品は全体を牽引するものではなく、2020年度通年で売上は11%の増加。
- King:2020年度通年で7%の売上増加。Candy Crashの新機能追加などが寄与。
既存のフランチャイズで地道に稼いでいる印象です。
株価推移
アクティビジョンの二月第一週の株価推移を、競合のエレクトロニックアーツと比較します。
一足先に決算発表を2月2日に行ったエレクトロニックアーツは予想を下回る結果で、翌営業日の三日は2.5%株価を下げています(2月2日終値:148.97ドル、2月3日終値:140.82ドル)。
対してアクティビジョンは2月4日の終値が92.68ドルでしたが、翌営業日の終値は101.61ドルと9.6%の上昇という動きになっています。
さらに、同社が株価を100ドル超えの終値を迎えたのは、1984年1月20日(103.12ドル)以来37年ぶりとのことです。
このまま株価を維持するのかは分かりません。配当利回りも0.44%であり、含み益が30%程度あるため一旦手仕舞いをしてもよいのではないかと考えています。