2024年の米国市場が終了して、この記事を書いている時点では、既に2025年の米国市場が始まっています。
十二月はおろか、年間を通じて殆ど市場を追いかけることが出来ず、2024年の米国市場のキーワードは、「AI」「利上げ vs. 利下げ」「大統領選挙」というのが個人的なものです。
特にAIについては、AIバブルという雰囲気が若干弱まった気がしています。それでも、NVIDIA関連のニュースを目にする機会は多かったし、GoogleのGeminiは広告出稿も多く、記憶にとどまっている人もいるでしょう。
実際に、AIを使ったサービスが一気に増え、素人でも使えるUIとなってきているのは、AIの進化というよりもAIを身近に感じる一年だったと思います。例えば、GoogleのimageFXでは下記の様なイラスト（写真？）を簡単に作成できます。ソフトもさることながら、これを支えるハードの必要性も実感できます。
主要指数の2024年の動きを見ると、すべての指数は上昇していますが、その中でもNASDAQ総合指数の上昇幅が大きく、これは想像に難くありません。
2024年12月における主要指数のチャートを振り返ると、ダウ平均、S&P500、NASDAQ総合指数共に線は相似形を描いています。しかしながら、ダウ平均は下降線を辿っています。
さて、このような中、保有株の2024年12月の状況はどうだったのでしょうか。
米国配当株
2024年12月31日時点の状況です。
| 銘柄 | 平均取得価額（USD） | 現在値（USD） | リターン（％） |
|---|---|---|---|
| ADP | 240.4750 | 292.7300 | 21.7% |
| COF | 96.3905 | 178.3200 | 85.0% |
| CVS | 69.8102 | 44.8900 | -35.7% |
| JPM | 118.8235 | 239.7100 | 101.7% |
| LMT | 352.3803 | 485.9400 | 37.9% |
| MATW | 26.8977 | 27.6800 | 2.9% |
| T | – | 22.7700 | – |
| UNH | 470.0980 | 505.8600 | 7.6% |
| V | 174.6359 | 316.0400 | 81.0% |
| HDV | 90.6187 | 112.2600 | 23.9% |
| QQQ | 278.5489 | 511.2300 | 83.5% |
| SPYD | 33.1464 | 43.2400 | 30.5% |
UnitedHealth (UNH) の保険部門のCEOであるBrian Thompson氏が、12月4日に殺害されたあと、健康・医療保険会社に対する風当たりもあり、UNHやCVSが大きく下落しました。
投資家の観点で見ると、優良企業に見えても、日本とは異なる健康保険制度における歪みをまざまざと見せつけられると同時に、これらの会社の株を保有し続けることも道義的に考えさせられます。トランプ政権に変わった後、どの様になるのかは分かりません。そのため、手をこまねいている状況です。
Penny Stocks
Penny Stockについては、TMDI (現CNVIF) が2024年末で注文受注停止になるとのことで、成行で売却しました。売却時の株価は0.42010ドルで、99.2%の損です。結果としてAQBのみ残っています。
| 銘柄 | 平均取得価額（USD） | 現在値（USD） | リターン（％） |
|---|---|---|---|
| AQB | 114.7528 | 0.6264 | -99.5% |
トランプ政権が始まる2025年、市場はどうなるでしょうか。