待望の米国株の積立が楽天証券でも実施可能になります。
過去の記事でも機能が追加されていく中で、SBI証券で既に可能となっている積立機能ができると良いと触れていましたが、いよいよ実現です。
積立と同時にポイントによる投資も可能となります。しかし、個人的にはポイント関連は興味がないため、本記事では積立にのみ触れていきます。
楽天証券のお知らせ
楽天証券からは、2021年12月15日にお知らせとして案内されています。
サービス開始は12月26日からなので、二週間弱、楽しみに待つことになります。
具体的な内容は、このブログ記事で焼き直すよりは、一次ソースである楽天証券をご覧いただくとして、現在持っている悩みをどう解決するかを考えていきます。
悩み
2020年はETFや株式の買付を一部記事にしていました。
記事の中で数多く触れていたのが、「株価が上がっているので、買うのに勇気が出ない」といった趣旨の内容です。
投資信託は、毎月○万円での購入と言う積立設定が可能なのに対し、米国株ではそのようなことは出来ません。そのため、ETFや配当株も定期的に購入をしていきたいと考えているにもかかわらず、心理的なハードルがどんどん上がっていきます。
例えば、QQQの株価を見ましょう。2020年3月の下落は経験しているものの、それ以降はきれいな右上がりの線を描いています。
青枠にある様な下落では、買いのチャンスと思って拾っています。しかし、時間を経るごとに上がっていく株価は当然の事ながら平均取得価額も押し上げるため、買う際にも勇気が必要となってきていました。
手動で定期的に買い続けることの難点は、自分の心の闘いであり、これが大きな悩みとなっています。
米国株の積立でどう解決させる?
今回の積立ではどのような買い方ができるのか。まずは、楽天証券のお知らせを下記に一部再構成して引用します。
- 積立日指定:毎月/毎週/ボーナス月増額設定
- 積立方法:株数指定 / 金額指定
- 設定単位
- 最低設定単位:1万円(外貨決済の場合、1万円相当額)
- 金額指定:外貨決済(1米ドル単位)、円貨決済(1円単位)
- 株数指定:1株単位
- 最低設定単位:1万円(外貨決済の場合、1万円相当額)
説明には、「各銘柄の最低取引単位以上の金額を設定する必要があります」と書かれていますが、端数株は買えないため、一株以上買えるように設定する必要があると理解しています。
このような設定方法で提供されている中で、どうするか。毎月QQQを積み立てることを例にして考えてみます。
QQQ
300ドルを超えているQQQ。2022年4月下旬から楽天証券では買付手数料も無料になったことは朗報ですが、端数株は買えないので、以下の考え方となりそうです。
株数設定
一株の設定をすれば、毎月約四万円ずつの積立となる。株価が上がると買付価格は五万円、六万円となるが機械的に増やしていくことが可能。二株であれば、八万円分の費用が必要となる。
金額設定
毎月十万円という設定をすると、現在は二株ずつの買付となる。
株価が比較的廉価の銘柄を積み立てるにはお手頃感がありそう
上述の例示をSPYDで考えれば、現在の株価が40ドル前後であること、QQQと比較すれば大人しい値動きなので、毎月数万円の設定で、数株ずつ積み立てることが出来そうです。
もちろん、余力が潤沢にある場合はQQQだけではなく、ホーム・デポ(HD)やアクセンチュア(ACN)などの値がさ株も視野に入るかもしれません。