SPYDの銘柄が61になっていた

投資
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七月は銘柄入替タイミング

目論見書によると七月はSPYDがベンチマークとしている「S&P 500 High Dividend Index」の銘柄入替時期です。

ETFそのものの銘柄変更については、特にアナウンスがなく目論見書の改訂も見受けられないため、手元で調べて銘柄の比較をしてみました。

SPYDを運用しているステートストリートはETFの構成銘柄を日次で更新していて、手元にあるデータが2020年5月7日と2020年7月16日付で、これらを比較します。

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70から61へ

五月と七月の二か月間での変化は銘柄が70から61へ純減していたことです。追加はなく、九銘柄が外されています。

SPYDは約80銘柄で構成され、という謳い文句は過去のものとなりつつあります。

除外銘柄

外れた銘柄一覧を作成しました。

企業名ティッカー5月7日時点の構成割合
Molson Coors Beverage Company Class BTAP1.39%
General Motors CompanyGM1.34%
Host Hotels & Resorts Inc.HST1.32%
Weyerhaeuser CompanyWY1.25%
Harley-Davidson Inc.HOG1.19%
Kimco Realty CorporationKIM1.01%
Coty Inc. Class ACOTY0.96%
Helmerich & Payne Inc.HP0.79%
Occidental Petroleum CorporationOXY0.67%

全体で9.8%分がポートフォリオから外れました。

銘柄詳細

上記の会社は基本的には配当金が出なくなったことによって除外されていますが、Harley-Davidson Inc.(HOG)とHelmerich & Payne Inc.(HP)はS&P500銘柄から外れたため自動的に除外となっているようです。

また、五月の株主総会でバフェット氏が自虐的に語った、Occidental Petroleum Corporation(オクシデンタル・ペトロリウム、OXY)も7月16日時点でSPYD銘柄ではありません。

買い増しを続けてよいのか悩む

米国市場全体の株価とは裏腹に、新型コロナウイルスの影響がじんわりと出始めているのではないかと感じる銘柄の減り具合です。

配当金を出す会社は成長しきっている業界や会社であることが多いです。

つまり、新型コロナウイルスにより社会が変化していく中では、従来のビジネスのやり方では配当金を出すような儲け方が出来なくなっているのではないでしょうか。

成長し切っているから変化への対応がどの程度柔軟に行えるのかが気になると同時に、このまま買い増ししていってもどうなのか、運用に与える影響を疑問に思い始めています。