「投資をしよう!」と思ったあなたに、細かい説明を極力省略して簡潔に説明をする「はじめての投資」です。
今回の記事は楽天証券の画面を使用しています。
前回はつみたてNISA口座で積み立てる投資信託をどのように選ぶか、ということに関して、その考え方を述べました。
晴れて積み立てる投資信託を決め、積立を開始します。
しばらくすると「さて、自分が購入している投資信託は儲かっているのか、それとも損しているのか」が気になってきます。
そこで、どのように確認するかを楽天証券の画面を使いながら示していきます。画面イメージは2020年3月時点のものです。
画面に現れる単語
基礎編
楽天証券にログインし、「口座管理」メニューから「資産残高・保有商品」を選択すると、「保有商品一覧」画面が現れます。
ホーム画面のトップで自分の名前の下にある「保有商品一覧」ボタンをクリックしても同じ画面に遷移します。

投資信託の箇所は保有している投資信託が一覧として表示されます。上記ピンクの枠で囲まれている各単語の意味を説明します。
- 銘柄:投資信託の名前
- 口座: つみたてNISAや特定口座など 、保管されている口座
- 保有数量:現在保有している投資信託の口数
- 平均取得価額:投資信託の購入平均価格
- 現在値:現在の投資信託の基準価格
- 前日比:前日/前営業日からの基準価格の差(プラスは増えている、マイナスは減っている)
- 時価評価額:現在保有している投資信託の総額(保有数量と現在値から算出)
- 評価損益:時価評価額と投資信託購入に投資した額との差(プラスは儲かっている、マイナスは損している)
一言でいうと「評価損益」がプラスの数字であれば、利益が出ていて、マイナスの数字であれば損が出ているということになります。もちろん損益は「評価損益」なので、売却しない限りは利益も損も確定しません。
応用編
「儲かっているのかな」を確認する程度であれば、上記で充分です。
よく見ると「保有商品一覧」メニューには「投信」というサブメニューがあります。ピンクの楕円の箇所をクリックすると保有している投資信託の詳細を見ることができます。

「基礎編」では見かけなかった単語が目に入ります。しかし、ここで知っておきたいのは「トータルリターン」だけでよいです。

「トータルリターン」とある列の金額左にある「+」をクリックすると、下に計算式が表示されます。
投資信託を購入し続けている限りは気にする必要はないのですが、途中で現金が必要になり、売却を行った場合に威力を発揮します。投資信託を買ったり売ったりしているけど、結局いくら儲かったのかを、トータルリターンで目安を確認することができます。
トータルリターンの留意点
つみたてNISAで購入可能な投資信託には分配金が発生することはないので気にする必要はありません。そのため蛇足ですが、トータルリターンと評価損益が一致しないケースがあります。
投資信託の中には元本を切り崩して特別分配金を出すことがあります、その場合、評価損益で表示される額が少なくなります。詳細に興味がある場合は楽天証券のサイトを参照してください。
復習
儲かっているか、損しているかを確認することは、知ってしまえば「なんだそんなことか」と簡単なことです。
- 保有商品一覧画面に行く
- 評価損益を確認し、プラスかマイナスかを見る
- 売買を繰り返している場合は「トータルリターン」で目安が分かる
ぜひ一度ログインして、保有している資産のパフォーマンスを確認してみてください。