保有米国株の状況(2025年8月末時点)

投資

2025年8月の米国株式市場は熱い展開でした。

関税に対する日本政府の対応は、民間企業であれば左遷レベルの様相で、情けない状況です。一方、世界に目を向ければ、交渉の展開が進展することが見えてきており、市場は戻りを強く見せています。

経済動向においても、消費者物価指数が市場予想をやや下回ったこともあり、FRBの利下げ期待が高くなり、株価上昇を助けています。

主要指数に目を向けるとS&P500およびNASDAQ総合指数は、最高値を更新する場面がありました。特にNASDAQ総合指数は、8月13日に最高値へ到達しています。ダウ平均も堅調で、2024年12月以来の高水準に近づきつつあります。

Yahoo! Finance(青:ダウ平均、緑:S&P500、ピンク:NASDAQ総合指数、2025年8月の推移)
スポンサーリンク

保有株状況

2025年8月29日時点の状況です。

銘柄平均取得価額
(USD)
現在値
(USD)
リターン前月値
(USD)
前月比
ADP240.4750304.050026.4%309.5000-1.8%
AQB114.75281.1800-99.0%0.731061.4%
COF96.3905227.2000135.7%215.00001.1%
JPM118.8235301.4200153.7%296.24001.7%
LMT352.3803420.980029.3%420.98008.2%
MATW26.897724.5700-8.7%23.49004.6%
T29.290027.41006.9%
UNH389.4700309.8700-20.4%249.560024.2%
V174.6359357.7800104.98%345.47003.6%
AIPI41.560041.4200-0.3%
HDV90.6187123.380036.2%118.28004.3%
QQQ278.5489570.4000104.8%565.10001.0%
SPYD33.146445.010035.8%42.75005.3%
2025年8月29日時点

前月に大きく下落したUNHは、前々月の水準に戻ってきました。米国の医療保険は消費者視点に立つと満足度が高い業種ではなく、訴訟なども抱えており株価も影響を受けることが多いですが、やはりディフェンシブ銘柄であることは株価上昇の要因の一つとして考えられます。

加えて、バークシャー・ハサウェイがUNH株を16億ドル相当購入したという報道が、株価の戻りを加速させています。

8月1日にUNHの株価が低いうちに買い増しをしました。平均取得価額が400ドルを切り、気持ちが楽になってきています。

他の保有銘柄は主要指数と同様、全般的に堅調です。

スポンサーリンク

銘柄入替

現在、少しづつ銘柄の入れ替えをはじめています。

当初、配当利回りや成長性を見て銘柄を決めていたような気がするのですが、株価の変動や市場の状況変化を振り返ると、「その変化に対応していないのではないか」と疑問を持ち始めたことが理由です。

銘柄の配当や利回りは以下の通りです。

銘柄配当(ドル)配当利回り備考
ADP6.162.03%
AQBPenny Stock
COF2.401.06%
CVS2.663.64%売却
JPM5.601.86%
LMT13.202.89%
MATW1.004.07%
T1.113.84%
UNH8.842.92%買増し
V2.360.67%
AIPI38.25%新規買付
HDV3.43%
QQQ0.50%
SPYD4.50%
2025年8月29日時点

細かい分析は出来ていません。近年、新しいETFが出てきています。個別銘柄でもアクティビストが事業切売りや取締役の交代を迫ったりしていて、将来的に安定的な配当が約束されるかは不透明です。

このような状況に鑑みると、銘柄の入れ替えも時折検討することが必要なのではないか、と考えた次第です。

八月には、CVSがようやく損をしない水準に戻ったため売却。その現金を原資にして、ETFのAIPI (REX AI Equity Premium Income ETF) を買い付けています。

AIPI は、カバードコール戦略を採っているので、株価の上昇ではなく分配金を狙ってのものとなります。テクノロジー関連が九割を占めているので、JEPIなどと比較すると放置したままの運用は危険かもしれません。

さて、2025年第4四半期が始まります。2025年9月はどのようになっていくでしょうか。