2021年3月の米国市場はダウ平均およびS&P500の二指標が好調なのに反して、NASDAQ総合指数は不調でした。
テクノロジー株が奮わないため、そのような企業が多く上場しているNASDAQは三月上旬は二段階の下落を示し、回復が遅い状態です。
さて、このような動きを見せた米国株ですが、保有している銘柄はどうなったのでしょうか。
米国配当株
今月も九銘柄を確認します。
銘柄 | 平均取得価額(USD) | 現在値(USD) | リターン(%) |
---|---|---|---|
ATVI | 78.7150 | 93.00 | 18.1% |
CVS | 66.9406 | 75.23 | 12.4% |
JPM | 99.5180 | 152.23 | 53.0% |
LMT | 335.2737 | 369.50 | 10.2% |
T | 30.8269 | 30.27 | -1.8% |
V | 174.6359 | 211.73 | 21.2% |
HDV | 87.6392 | 94.89 | 8.3% |
QQQ | 243.6055 | 319.13 | 31.0% |
SPYD | 32.5566 | 38.50 | 18.3% |
先月からの大きな変化が見られた銘柄は、CVS Health (CVS) です。
株価の上昇理由を探してみたものの、これといって明確なものは見つかりません。むしろ、アマゾンの遠隔治療の試験運用や、そもそも小売りという業種が先が見えにくいという事も懸念と言われてしまっています。
このような中での上昇理由は、米国のいくつかの州で新型コロナウイルスのワクチン投与が始まったことではないかと考えられます。
保有配当株の配当金
2021年1~3月に受け取った配当金を時系列に記載すると以下の通りです。
銘柄 | 単価(USD) | 入金日 |
---|---|---|
QQQ | 0.56133 | 2021/1/5 |
T | 0.52 | 2021/2/3 |
JPM | 0.9 | 2021/2/3 |
CVS | 0.5 | 2021/2/3 |
V | 0.32 | 2021/3/4 |
SPYD | 0.63616 | 2021/3/26 |
LMT | 2.6 | 2021/3/30 |
これらの配当単価がどれくらいなのかを考えてみます。
仮に各銘柄を現在株価で10万円相当分保有します。そうすると、この四半期で58ドルの配当が得られます。
投資金額が約70万円。年間で上記金額を四回受け取れるとすると、232ドル。単純な割り算で利回りを見積もると3.3%となります。
米国株の場合は配当金は二重課税となるので、手取りは減ります。そして、確定申告で手取りを増やす労力は必要ですが、この利回りをどう考えますか?
Penny Stocks
Penny Stockの株価はORBCOMM (ORBC) を除き、前月よりも下がっています。
AQBは、一時は6ドルを割るのではないかと思えるほどの下落が三月下旬にもありました。
同社は決算発表が終わったばかりで新しい材料が見当たらず、買い判断をしても間違いではなかったのかもしれません。しかしポジションを増やす勇気はなく、特に買い増しはしていません。
米国では法案化されていないないものの、200兆円におよぶインフラ投資の話に期待が集まっています。しかし同時に増税の話もあります。もともと公約に含まれていたものとはいえ、これらの話に対する市場の反応が、今後気になります。