証券会社から配当金の連絡は来ていませんが、Seeking AlphaでSPYDの9月配当に関する記事を見つけましたので、今年一月からの推移を見ていきます。
追記:9月25日に楽天証券から「配当金の入金予定をお知らせします(配当金通知サービス)」という件名のメールを受信し、SPYDの配当金が確定しました。
SPYD配当単価(2020年9月)
今回の配当金情報概要です。
- 配当単価:0.2636ドル
- 9月16日時点の30日SEC利回り:5.35%
- 9月21日時点の株式保有者名簿を基に9月23日に配当支払い
「1」と「2」について簡単に解説します。
配当単価
この単語は、楽天証券の取引報告書で使われています。
保有一株当たりで受け取れる配当金額で、100株保有していれば26.36ドルの配当金を受け取ることができます。
30日SEC利回り
米国の証券取引委員会(SEC)が定義している式に基づいて計算される、投信やETFなどの利回りです。この計算式を用いることで、ETF同士を同じ土俵で比較することができます。
計算式は 2 x (((a – b) / (c x d) + 1) ^ 6 – 1) となり、各変数は下記の通りです。
a = 過去30日間に受け取った利息、配当金
b = 過去30日間に発生した費用(除く払戻金)
c = 配当金を受け取ることが可能な発行済み株式数の平均値
d = 算出最終日の株価最高値
計算の具体例を知りたい場合は、Investopediaのサイト(英語)をご覧ください。
配当金推移
2020年で四回目の配当単価が0.2636ドルです。年初からどのように変化しているかを下記チャートで確認します。
推移は寂しい状況になっていますね。
SPYDの銘柄は過去記事でも触れたように、大幅に入替が行われています。銘柄入替タイミングと配当金への影響については、まだ調べていないため、この単価の大幅な減少が今回で踏みとどまるのかが気になるところです。
配当金が9月25日に確定
冒頭に記載の通り、楽天証券から「配当金の入金予定をお知らせします(配当金通知サービス)」という件名のメールを受け取り配当金も入金されていました。
正確には0.26357ドルとなります。
米国株の配当金には課税が二つあります。
- 米国での課税:10%
- 日本での課税:20.315%
これらが引かれた金額が受取金額として、米ドルで表記されることになりますので、保有している方はぜひ確認してみてください。今の時点ではこの二重課税に関する件は触れず、確定申告の時期に記事にしたいと考えています。
過去の配当金(2016~2019年)
過去の配当金額を利回りとともに確認します。
年 | 配当金額(ドル) | 利回り |
---|---|---|
2019 | 1.7462 | 4.60% |
2018 | 1.6189 | 5.17% |
2017 | 1.4222 | 4.32% |
2016 | 1.5139 | 5.18% |
額も一本調子で上がっている訳でなく上下があり、直近の2019年が最も高い金額でした。最も高い金額とはいえ、最高値と最低値の差は0.324ドルです。
利回りはその年の最終時点で、4~5%前後を推移しています。
2020年9月配当の絶対額を見ると驚きますが、絶望的な配当減少でもないのでは、と思います。
これまでの投資方針ではETF中心に配当金を受け取ろうとしていましたが、配当を出す個別株も物色し始め、ETFだけの偏りを調整しようとしています。
それら銘柄も合わせ、配当金の行方を追っていきたいと思います。
SPYD配当金速報 – 2020年12月
SPYDの2020年12月の配当金額がわかりました別記事に掲載しています。ご参照ください。