Seeking AlphaでSPYDの12月配当に関する情報が掲載されましたので、今年一年のSPYD配当金を振り返ります。
ゆっくり解説動画
今回の記事の内容を5分弱の動画にまとめていますので、ご覧ください。
SPYD配当単価(2020年12月)
速報
十二月分の配当金情報概要です。
- 配当単価:0.6066ドル
- 配当利回り(TTM):5.00%
- 12月21日時点の株式保有者名簿を基に12月23日に配当支払い
配当単価は一株当たりの金額なので、100株保有していれば、額面で60.66ドルを受け取れます。
九月の配当利回りは5%を超えていましたが、昨今の株価上昇で4%台に落ち着いています。
確定
2020年12月25日に楽天証券から「配当金の入金予定をお知らせします(配当金通知サービス)」の件名のメールが届き、配当単価を確認したところ、一株当たり0.60662ドルでした。
配当金推移
2020年の配当単価を下記チャートで示します。
第4四半期で驚きの60セントと年初を上回る水準で、前期のがっかり感を払拭する配当金です。
これで年間の合計は、一株当たり1.63ドルとなりました。100株保有していると163ドルです。
額面だけで見ると、日本の高配当株と言われているJT(2914)の一株当たりの配当金154円(2020年度予想)を上回ります。
配当金の税金
別記事でも触れていますが、米国株の配当金は米国と日本でそれぞれ課税されます。
- 米国:10%
- 日本:20.315%
ざっと計算すると、米国で1.63ドルに対して10%引かれた残額1.467ドルに対して、日本で引かれるため、手元に入る金額は1.16ドル程度となります。
先ほど「JTを上回る配当金」と書きましたが、課税後のJTの配当金が122円なので、為替レートを加味しても、SPYDの方がJTよりも低い配当額となります。
これをどう判断し、どう投資をするかは、みなさん個人に委ねたいと思います。