十一月は米国大統領選挙の投票があり、現在も結果は確定されていないものの、株価が上昇するという月でした。
急激な上昇で買い増しも思うように出来なかった十一月の保有株の状況は如何に。
ダウ平均が三万ドルを超えた
今月で最も大きなニュースはダウ平均が三万ドルを超えたことでしょう。このニュースに関連して保有株の状況を11月28日に記事にしたので、ご参照ください。
ただし、十一月最終営業日の主要指数は下記の通り僅かばかり下落しています。なお、括弧は前営業日との比較です。
- ダウ平均:29,638.64(-0.91%)
- S&P500:3,621.63(-0.46%)
- NASDAQ総合指数:12,198.74(-0.06%)
指数はこのような状態ですが、様々な個別銘柄を見ると上がった銘柄と下がった銘柄の明暗が分かれた印象です。
ポートフォリオ全体像
2020年11月30日時点での保有株の状況を確認します。今月は思うように買付できなかったとはいえ、HDVを二重で約定するといった失態もあります。
まずは、投資額によ保有構成割合は以下の通りです。
これは、平均取得価格と保有株数を基に割合を算出しているもので、案の定、HDVの割合が最も多くなっています。
続いて、現在価格での資産構成を見ます。
QQQの価格上昇が影響し、QQQが現在保有している株式の中で最も大きい割合の資産となりました。
また、JPMorgan Chase(JPM)も株価上昇が手伝い、CVS Health(CVS)を超えています。これら二銘柄は投資額は近しいものの、CVSの方が十一月に買付をしたこともあり、JPMよりも多い投資額となります。CVSも上昇していましたが、JPMはそれを上回る上昇であったことが窺えます。
平均取得価格と現在価格
各銘柄の平均取得価格と11月31日時点の終値は以下の通りでした。
銘柄 | 平均取得価格(USD) | 現在価格(USD) | リターン(%) |
---|---|---|---|
ATVI | 78.7150 | 79.48 | 1.0% |
CVS | 62.0111 | 67.79 | 9.3% |
JPM | 99.5180 | 117.88 | 18.5% |
T | 31.2257 | 28.75 | -7.9% |
V | 174.6359 | 210.35 | 20.5% |
HDV | 87.4391 | 86.73 | -0.8% |
QQQ | 235.4441 | 299.62 | 27.3% |
SPYD | 32.3708 | 32.18 | -0.6% |
今回は、平均取得価格に対して現在価格がどれくらいのリターンを生み出しているかという、いわゆる含み益の計算をしています。QQQのリターンが27.3%で納得ですが、実はVISA(V)も強いですね。
VISAは成熟しきっている企業のようですが、クレジットカードの決済インフラを持っているというのは、まだまだ成長の余地があるという事かもしれません。
もちろん、新しい金融インフラを作るかもしれないと言われているSquare(SQ)も年初は75ドル前後でしたが、現在は210ドルという驚異的な成長を遂げています。金融というよりもむしろフィンテックは熱いことがわかります。
さて、2020年も残すところ、ひと月となりました。
まだまだ米国の情勢は読めないため、この一ヶ月間はどのような株価推移となるでしょうか。そして私はもはや「定期買付」とは呼べない買い増しを行うことができるのか。
次回をお楽しみに。