ダウ平均が初めて30,000ドルを超え、2020年11月24日は米国市場が盛り上がりました。
米国では、例年十一月の第四最終木曜日が感謝祭の休日。金曜日はブラックフライデーで特売が始まり、年末のクリスマスのホリデーシーズンに突入していきます。
祝日の少ない米国でお休みモードに入るこの時期、市場はあまり動かないのかと思いきや、まさかの記録更新です。
ここまで指数が上がると、保有銘柄への影響はどうなっているのか、確認してみましょう。
保有銘柄の中でダウ平均組入れ銘柄はあるのか?
まずは、月次で株価を報告している保有銘柄の中で、ダウ平均に組み入れられている銘柄があるのか調べてみたところ、二銘柄ありました。それらはJPMorgan Chase(JPM)とVISA(V)です。
JPMはダウ平均が上がる前から十一月は大きく値を上げており、10月30日の終値98.04ドルから11月27日の終値121.22ドルで24%近くの上昇を見せています。
Vも同様に上がり、9日に一気に200ドルを超えています。
上記二銘柄に加え、他の保有銘柄とダウ平均の推移を少し眺めると、いくつか興味深いことが分かります。
- AT&T(T)はやや上昇。
- Activision Blizzard(ATVI)はスパイクのような下落がところどころあり、下がっている様に見える。
- CVS Health(CVS)は17日に下落があるが、動き全体は大幅な上昇。
そして、全体を見ると9日を境に動きが変わっていることが分かります。
こうして振り返ると、自分の事ながら、定期買付するのに戸惑った理由が改めて分かります。
高くてビビってる。
ダウ平均とETFの動き
今度はETFの動きも振り返ります。
青がダウ平均、紫はSPYD、黄色はHDV、濃いピンクはQQQです。
見ての通り、SPYDの上がり方は、他のふたつのETFを凌いでいます。SPYDはダウ平均と連動するように24日に最高値をつけ、週末の11月27日における終値は33.20ドルになりました。これは、私の平均取得価格である32ドルを上回っています。
そして、平均取得価格を上げないように32ドルの指値をしていたら、昨夜のSPYDの定期買付をしくじってしまいました。
なお、今月の17日に買付したHDVも上昇し、11月27日の終値は87.92ドル。
QQQは5日から9日にかけて上がったところ、翌日の10日は水を差されたかのように大きく下落。しかしながら半月かけて戻ってきていて、間もなく300ドルに達しそうです。
保有株の状況
月末を過ぎたら月次報告記事を掲載するため、今回は視点を変えてダウ平均が30,000ドルを超えた11月24日時点における、保有株の終値を見ます。
銘柄 | 10月30日終値(USD) | 11月24日終値(USD) | 騰落率 |
---|---|---|---|
ATVI | 75.73 | 75.23 | -0.7% |
CVS | 56.09 | 68.43 | 22.0% |
JPM | 98.40 | 123.32 | 25.3% |
T | 27.02 | 29.23 | 8.2% |
V | 181.71 | 209.68 | 15.4% |
HDV | 77.84 | 88.87 | 14.2% |
QQQ | 269.38 | 294.47 | 9.3% |
SPYD | 27.60 | 33.61 | 21.8% |
表に先月末時点との変化も追記してみたのですが、「うほッ!」と声が出るくらい上がっていますね。
Activision Blizzard(ATVI)を除き全てプラスです。JPMorgan Chase(JPM)に至っては25.3%のプラスになりました。定期買付でチマチマ買わずに100ドルを切っている時にドカンと買えばよかったと思うのは人の常。
株価は上がれば嬉しいのですが、長期保有で配当を得るために少しずつ買い増しをしようと思ったときには、心理的にきついものがあります。