2025年2月で、米国のトランプ大統領就任から一ヶ月以上経過しています。
ホワイトハウスのWebサイトで大統領令を見ていくと、矢継ぎ早にこれまでの政策をひっくり返す様子が確認できます。
米国の企業ではCEOが変わると、人員体制や組織構造を含め、それまでの運営をひっくり返すという、さながら戦国時代の様相を呈することがあるので、あまり驚きはありません。しかし、海外での経験がない、海外に対する興味や関心がない日本人にとっては、「あいつはなんて奴だ」とメディアのニュースに乗せらせるでしょう。
変化には副作用や他への影響はあるもので、二月下旬には主要指数が下落し、「調整局面か」と期待してしまいます。加えて、ビットコインも大きく下落しています。それでも、この記事を書いている時点で80,000ドル台を推移しています。

株価が下落し始めている2月20日辺りには、ウォルマート(WMT)の決算発表がありました。売上、利益ともに悪くはなかったものの、今後の売上の伸びは慎重で、3~4%程度と、これまでの5%超の伸びに達していないことで落胆売りがありました。株価も二月上旬には100ドルを超えていたのですが、一時は92台にまで下落しています。
また、2月26日は多くの人が注目している、NVIDIA(NVDA)の決算でした。前年同期比と比較すると、売上、利益は市場予想を大きく上回る水準。しかし、発表後の株価は落ち着かない動きとなっています。この動きは外部要因が大きいのではないかという憶測もあります。
保有株状況
2025年2月28日時点の状況です。
銘柄 | 平均取得価額 (USD) | 現在値 (USD) | リターン | 前月値 (USD) | 前月比 |
---|---|---|---|---|---|
ADP | 240.4750 | 315.1800 | 31.1% | 303.010 | 4.0% |
AQB | 114.7528 | 0.7280 | -99.4% | 0.7190 | 1.3% |
COF | 96.3905 | 200.5500 | 108.1% | 203.7100 | -1.6% |
CVS | 69.8102 | 65.7200 | -5.9% | 56.4800 | 16.4% |
JPM | 118.8235 | 264.6500 | 122.7% | 267.3000 | -1.0% |
LMT | 352.3803 | 450.3700 | 27.8% | 462.9500 | -2.7% |
MATW | 26.8977 | 24.9200 | -7.4% | 27.9900 | -11.0% |
T | – | 27.4100 | – | 23.7300 | 15.5% |
UNH | 470.0980 | 474.9600 | 1.0% | 542.4900 | -12.4% |
V | 174.6359 | 362.7100 | 107.7% | 341.8000 | 6.1% |
HDV | 90.6187 | 120.7200 | 33.2% | 114.6200 | 5.3% |
QQQ | 278.5489 | 508.9500 | 82.4% | 522.2900 | -2.7% |
SPYD | 33.1464 | 45.0900 | 36.0% | 44.1100 | 2.2% |
前月との比較では、上がった銘柄、下がった銘柄があり、主要指数の方向性とは異なり、統一感はありません。
CVSは前月から戻りを見せていましたが、二月は力強く戻っています。一方で、UNHはメディケアの請求に対して調査が入ったこともあり、大きく下がっています。
年初から話題が満載の米国市場は、二月も話題が途切れることはありません。