2021年に、日経平均が再び28,000円を割っていました。
2021年5月上旬に下げた日経平均は6月にかけて、29,000円に達したりしたものの、あまり奮わず、2021年7月9日の終値は27,940.42円となっています。

日経平均そのものは、寄与が大きい銘柄に引きずられて動く傾向があります。一方で、指標が動くと投資家の心理も連動して似たような動きをする銘柄は他にも存在します。
そこで、以前から気になっていたコマツの株価が下落してきたので、購入をしました。アカツキ以来の久しぶりの日本株取引です。
コマツとは
登記上の社名は小松製作所。ご存じの通り、建設機械メーカーです。
ショベルカー、ブルドーザー、ダンプトラック、フォークリフトなどといった、コマツ製の働く車は世界中で活躍。
2020年度の決算では、新型コロナウイルスの影響により減収減益とコメントをしていますが、売上は2.2兆円、営業利益1,673億円を稼ぎ出していました。以降も概ね売上、営業利益は増えており、2023年度の決算は、3.9兆円で営業利益は6,071億円となっています。
コマツは配当狙いの人にはお馴染みの銘柄で、配当利回りは2024年4月時点で3.98%です。
コマツ (6301) の株価
コマツの株価は、購入を考えていた2021年前半、3000円を超え、手を出すには躊躇う金額でした。
しかし、2021年6月中旬から3,000円を割り始め、2,800円台に突入。また、2,800円を切る場面も見られ、2021年7月9日の終値は2,622円と割高感が若干薄れていました。
振り返ると、2022年に一度下落している場面はありましたが、その後は右肩上がりであったため、タイミングとしては悪くなかったと思います。

ARKとKomatsu
コマツ株はあのキャシー・ウッドが運用するARK InvestのETFにも組み入れられています。対象のETFは以下の二つです。
- Autonomous Technology & Robotics ETF (ARKQ)
- Space Exploration & Innovation ETF (ARKX)
ARKQ
厳密には、ARKQではティッカーがKMTUYというコマツのADRを組入れています。
KMTUYの2023年6月16日時点の株価は27.17ドル。ARKQは150万株以上を保有し、その構成割合は3.96%と七番目の大きさとなっています。
ARKX
ARKXについて触れた記事を以前書きましたが、同社が宇宙関連のETFに組み入れられているのかは、良く分かりません。同記事で触れた、宇宙関連ETFのUFOとは思想が異なり、何かしらの受益が見込まれる企業も投資対象とするARKXはコマツの技術に期待をしていると考えられます。
ARKXは、ARKQと異なり、日本で取引されている株式を組入れています。
ARKXは2021年3月30日からコマツ株式を買い始め、895,688株を保有しています。コマツの株価とARKX内での株数の推移を並べてみると、半月で100万株を購入。その期間、株価は3,200~3,400円で推移していて高値掴みをしている様相です。

その後、株価の低迷に伴い若干手放しており、2023年6月時点では478,488株まで減少。減少とは言っても、ARKX保有銘柄の4.53%を占め、ARKQと同様に第七位の構成割合となっています。
コマツ買付
コマツを初めて買い付けたのは、2021年6月21日で、その買付単価は2,785円でした。
しかし、買った後に値が下がる。

もう少し待てばよかったという後悔と共に、落ちてくるナイフを掴んでしまったかもという焦りが交錯したのが2021年の夏でした。
コマツ株は400株を保有
コマツを100株買った時点で記事の初稿を書きましたが、その後も買い増しています。現在は400株。これまでの買付単価は以下の通りです。
- 2021年6月:2,785円 x 100株
- 2021年8月:2,590円 x 100株
- 2022年3月:2,595円 x 100株
- 2022年9月:2,595円 x 100株
株主優待を手にするためには、300株以上が条件なのですが、平均取得価額を下げるために400株まで保有を増やし、その平均取得価額は2,644.00円にまで抑えることが出来ました。
初めてコマツ株を購入した2021年6月から間もなく四年を迎えます。2023年後半で4,000円を超えることがあり、2024年には一時5,000円に達することもあり、含み益があります。
配当、含み益よりも、株主優待の品を手に入れたいため、それが楽しみとなっています。