日経平均が再び28,000円を割っています。
五月上旬に下げた日経平均は六月にかけて、29,000円に達したりしたものの、あまり奮わず、7月9日の終値は27,940.42円となっています。
日経平均そのものは、寄与が大きい銘柄に引きずられて動く傾向があります。一方で、指標が動くと投資家の心理も連動して似たような動きをする銘柄は他にも存在します。
そこで、以前から気になっていたコマツの株価が下落してきたので、購入をしました。アカツキ以来の久しぶりの日本株取引です。
コマツとは
登記上の社名は小松製作所。ご存じの通り、建設機械メーカーです。
ショベルカー、ブルドーザー、ダンプトラック、フォークリフトなどといった、コマツ製の働く車は世界中で活躍。
2020年度の決算からは、新型コロナウイルスにより減収減益とコメントをしていますが、売上は2兆1895億円、営業利益1,673億円を稼ぎ出していることが分かります。
また、コマツは配当狙いの人にはお馴染みの銘柄です。ただ配当利回りは、この記事を書いている時点で2.09%と見劣りするかもしれません。もちろん、日立建機 (6305) の0.62%よりは高い利回りです。
コマツ (6301) の株価
コマツ株価はこの四ヶ月間、3000円を超えていて、手を出すには躊躇う金額でした。
しかし、6月中旬から3,000円を割り始めて2,800円台に突入し、2,800円を切る場面も見られます。そして7月9日の終値は2,622円でした。
そのため割高感が若干薄れてきています。
ARKとKomatsu
コマツ株はあのキャシー・ウッドが運用するARK InvestのETFにも組み入れられています。対象のETFは以下の二つです。
- Autonomous Technology & Robotics ETF (ARKQ)
- Space Exploration & Innovation ETF (ARKX)
ARKQ
厳密には、ARKQではティッカーがKMTUYというコマツのADRを組入れています。
KMTUYの2023年6月16日時点の株価は27.17ドル。ARKQは150万株以上を保有し、その構成割合は3.96%と七番目の大きさとなっています。
ARKX
ARKXについて触れた記事を以前書きましたが、同社が宇宙関連のETFに組み入れられているのかは、良く分かりません。同記事で触れた、宇宙関連ETFのUFOとは思想が異なり、何かしらの受益が見込まれる企業も投資対象とするARKXはコマツの技術に期待をしていると考えられます。
ARKXは、ARKQと異なり、日本で取引されている株式を組入れています。
ARKXは2021年3月30日からコマツ株式を買い始め、895,688株を保有しています。コマツの株価とARKX内での株数の推移を並べてみると、半月で100万株を購入。その期間、株価は3,200~3,400円で推移していて高値掴みをしている様相です。
その後、株価の低迷に伴い若干手放しており、2023年6月時点では478,488株まで減少。減少とは言っても、ARKX保有銘柄の4.53%を占め、ARKQと同様に第七位の構成割合となっています。
コマツ買付
コマツを初めて買い付けたのは、2021年6月21日で、その買付単価は2,785円でした。
しかし、買った後に値が下がる。
もう少し待てばよかったという後悔と共に、落ちてくるナイフを掴んでしまったかもという焦りが交錯したのが2021年の夏でした。
コマツ株は400株を保有
コマツを100株買った時点で記事の初稿を書きましたが、その後も買い増しています。現在は400株。これまでの買付単価は以下の通りです。
- 2021年6月:2,785円 x 100株
- 2021年8月:2,590円 x 100株
- 2022年3月:2,595円 x 100株
- 2022年9月:2,595円 x 100株
株主優待を手にするためには、300株以上が条件なのですが、平均取得価額を下げるために400株まで保有を増やし、その平均取得価額は2,644.00円にまで抑えることが出来ました。
初めてコマツ株を購入した2021年6月から二年が経過しています。概ね500-600円の値幅で上下を繰り返していて、2023年5~6月の過熱気味な日本株市場の中で、急騰することはないとはいえ、含み益が出ています。
まずは、株主優待の品を手に入れたいため、長期ホールドの予定です。