株式やETFなどの推移といったグラフを作成する際、エクセルの代わりにPower BIを使ことがあります。
しかし、バージョンが変わる際、インターフェイスに手を加えられることがあり、操作に戸惑うどころか、分からなくなることがあります。
そこで、ここでは備忘録として困った操作を記録していきます。
行いたい操作
下記の記事で二つのETFのパフォーマンス推移を折れ線グラフで表示しています。
そのグラフをPower BIで作成しています。
デフォルトのままでは見にくいため、以下の六つについて変更をします。
- グラフタイトル変更
- 凡例変更
- グリッド線変更
- Y軸タイトル削除
- X軸タイトル削除
- 折れ線グラフ変更

変更操作
1. グラフタイトル変更
デフォルトのグラフタイトルは「DateによるSTRVの合計およびVOOの合計」と言う全く意味の分からないものなので、変更をしていきます。
「視覚化」で、筆のアイコンをクリック。

「全般」タブを選択して、「タイトル」を展開。下にある「テキスト」の文字を変更する。

2. 凡例変更
凡例も「STRVの合計」「VOOの合計」と表示されているので、これを変更します。
「視覚化」の直下にある、四角が二つ並んでいるアイコンをクリック。グラフに使用しているデータが表示されるので、「Y軸」のデータ名称の右横の下向き矢印をクリック。ウインドウが表示されたら、「この視覚エフェクトの名前変更」を選択して、編集モードに変わったら名称を変更する。

3. グリッド線変更
デフォルトでは、点線で方眼紙の様になっている線を変更します。
筆のアイコンをクリックし、「ビジュアル」タブを選択。「グリッド線」を展開すると、縦線、横線の変更ができる。

4. Y軸タイトル削除
「ビジュアル」タブの「Y軸」を展開。最下部の「タイトル」のチェックマークをOFFにする。

5. X軸タイトル削除
上記のY軸の作業と同様に、「ビジュアル」タブで「X軸」を展開して、「タイトル」をOFFにする。

6. 折れ線グラフ変更
「ビジュアル」タブで「行」を展開。「設定の適用先」で色を変更したいデータをプルダウンで選択。最下部の「カラー」で色を変更。

変更後
上記作業が完了した結果は、以下の通りで、デフォルトのグラフとはかなりイメージが異なります。

Power BIの本来の使い方は、大量のデータのグラフ描画ツールではないため、エクセルでグラフを作成する時の様にきめ細かい設定は出来ないものの、ある程度の調整は可能です。