2025年1月が終了しました。
今月の話題というと、米国でトランプ大統領が就任したことと、DeepSeekのニュースによるNVIDIA株の下落ではないかと思っています。そして、利下げが行われなかった事も付け加えます。
トランプ大統領は就任後に大統領令を数多く出しました。バイデン前大統領による施策の無効化、移民政策の見直し、エネルギー政策、連邦政府運営の見直し、多様性施策の見直し、など多岐にわたります。
日本のメディアによって報じられるトーンは否定的に見えますが、個人的には振り過ぎの振り子の戻しが出てきたと捉えています。
これがどのように経済や企業の経営に影響を与えるかは分かりません。
中国のDeepSeekは、DeepSeek-R1をリリースした後、米国のテクノロジー関連株が軒並み下落しました。特に、NVIDIAの下落は大きな話題にもなっています。同社は、最先端のチップを使わずに、OpenAIやGoogleなどのAIに引けを取らない事、更に無料で開放している事を前面に出しています。
イーロン・マスク氏などが、実はチップは廉価版ではないのではないかと疑問を呈している事、知的財産の侵害があるのではないかという疑惑がありながらも、米国企業にとっての脅威と危惧されています。
FRBが現地時間の1月29日にFOMC結果を発表して金利を据え置くことを発表しています。下がるのではないかと思ったのですが、インフレ懸念が残っていることを理由に据え置きとなりました。
2025年1月における主要指数のチャートを振り返ると、ダウ平均はDeepSeekの話題からむしろ上昇、S&P500とNASDAQ総合指数は大きな下落を見せましたが、回復しています。
保有株状況
2025年1月31日時点の状況です。今回からは、Penny StockのAQBも一つの表にまとめて記載しています。
銘柄 | 平均取得価額(USD) | 現在値(USD) | リターン(%) | 前月値(USD) | 前月比(%) |
---|---|---|---|---|---|
ADP | 240.4750 | 303.0100 | 21.7% | 292.7300 | 3.5% |
AQB | 114.7528 | 0.7190 | -99.4% | 0.6264 | 14.8% |
COF | 96.3905 | 203.7100 | 85.0% | 178.3200 | 14.2% |
CVS | 69.8102 | 56.4800 | -35.7% | 44.8900 | 25.8% |
JPM | 118.8235 | 267.3000 | 101.7% | 239.7100 | 11.5% |
LMT | 352.3803 | 462.9500 | 37.9% | 485.9400 | -4.7% |
MATW | 26.8977 | 27.9900 | 2.9% | 27.6800 | 1.1% |
T | – | 23.7300 | – | 22.7700 | 4.2% |
UNH | 470.0980 | 542.4900 | 7.6% | 505.8600 | 7.2% |
V | 174.6359 | 341.8000 | 81.0% | 316.0400 | 8.2% |
HDV | 90.6187 | 114.6200 | 23.9% | 112.2600 | 2.1% |
QQQ | 278.5489 | 522.2900 | 83.5% | 511.2300 | 2.2% |
SPYD | 33.1464 | 44.1100 | 30.5% | 43.2400 | 2.0% |
前月との比較では、LMTを除き全て上昇しています。
なかなか株価が動かなかった、COFが200ドルを超えました。2024年第4四半期の決算が良く、EPSが3.09ドルと予想を上回ったり、Discoverの買収の期待が大きくなってきていることなどが要因と言えそうです。
また、CVSも下落していたところに、UNHの事件が重なり低迷していたものの、少し戻りを見せています。
年初から話題が満載の米国市場でした。二月はどのようになるのでしょうか。