2020年の米国株投資振返り

一般

この記事を書いているのは2021年1月2日の夜です。

本来は12月31日に2020年振り返りの記事を投稿する予定でいたのですが、やむを得ない事情により今までインターネットに接続できる環境におらず、ようやく投稿をすることができました。

まずは2021年最初の投稿として2020年を振り返ってみたいと思います。

つみたてNISAを含む投資信託や日本株の記事も書いていましたが、今回の記事は一番印象に残っている感想を書き連ねているだけの独り言みたいなものなので悪しからず。

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2020年は米国株に本格参入

米国株には過去から少しだけ投資をしていたのですが、適当に買っては適当に売るという、中途半端なスイングトレードで投資と呼べるようなものではありませんでした。

古いものでは、2013年にマイクロソフト(MSFT)を31.77ドルの平均購入単価で買っていた時もあり、即売却をしてしまい、大した利益を得ていません。今まで保有したならば七倍になっていますね。

ブログを始めることを考えたのが2019年後半。そのころから真面目に銘柄を調べようと、適当トレードから足を洗い始めました。

改めて米国株への投資を見つめて、改めて感じた点を挙げていきます。

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米国株の良い点

まずは、良い点から。

一株から取引可能

一株から取引ができるというのは、大きなメリットです。

日本株の場合は単位株といって、まとまった株数での取引となります。例えば配当金で有名なJT株を買うと100株からの取引。一株が2000円前後であるため20万円が必要になります。

LINE証券の「いちかぶ(単元未満株)」やSBIネオモバイル証券の「S株(単元未満株)」といった単位未満株の投資ができるサービスもあります。ただ、日本株の単位未満額の取引のために、口座をいたずらに増やしたくもないので、米国株の一株から購入可能というのは長所として感じています。

大きな値上がり益はないものの、お試しとして気になる銘柄に五株だけ投資をするという事も可能です。また、アマゾン(AMZN)のような値がさ株も一株だけ気合で買うことも出来ます。

値段が上がりやすい

米国株は値段が上がりやすいと感じました。スイングトレードではなく、長期保有での投資なので毎日の値動きに一喜一憂するのはナンセンスですが、長年保有している日本株が塩漬け状態であることと比べると精神的に楽です。

株価は常に上がり続ける訳でも無く、2020年は三月に新型コロナウイルスの影響で米国株の暴落が見られています。

しかし、年末にかけてダウ平均をはじめとして指数は記録的な高値を更新という力強い戻りを見せました。それでもETFを含む個別銘柄を見ていくと、戻りの弱いものも存在します。特に、みんな大好きSPYDも戻りの弱い銘柄の一つです。ただ、基本的には目にする銘柄の値段は上がっているものが多かったと思っています。

余談ですが、夏の分割前にテスラ株を「高値掴みしたかも」と思いながらも1,500ドル程度で買った人も、現在は倍以上の含み益が出ているはずです。

米国株の怖い点

一方で米国株が怖いと感じることもありました。

ストップ高、ストップ安がない

2020年3月に「サーキットブレーカー」が発動。

サーキットブレーカーを見て米国にもストップ安のような仕組みがあると考えてしまうのですが、これは市場全体に対する措置であるため、特定の個別銘柄が大きく動いても取引が止まることはありません。

成行で取引をしている場合は、想定外の価格で買付・売付となることもあるので、注意が必要です。

オプション取引

これについては、株を買う権利や売る権利の取引をしているという程度の理解しかありません。いまだに仕組みがよくわからないのですが、オプション取引によって株価が動くことがあることを知りました。

空売り勢

空売の取引は日本でも米国でも存在します。

しかし、米国では大々的に空売りをビジネスにしている会社というのがあるというのを2020年に知りました。

空売りをして利益を上げることを目指しているので、株価を下げるためには何でもします。

常套手段としてはレポートを発表し、その情報に惑わされた投資家、特に個人投資家に狼狽売りをさせて、株価を下げて儲けを得るというもの。個人的には非合法な市場操作に見えるのですが、米国ではギリギリセーフなのでしょうか。

夏にはWorkhorse(WKHS)では同社の株を紹介しているYouTuberの動画のスクリーンショットをキャプチャしてレポートに貼付し、個人の人格攻撃とも感じるような記載までしている酷いレポートもありました。ここまで露骨なものは珍しいものの、ぱっと見「それらしい」レポートもあるため、注意が必要です。

学び:情報を制するものは投資を制す

米国株投資に限らないですが、情報を集めること、そしてそれをどのように活用するかが要です。

気になる銘柄を知っても、その会社は何を生業にしているのか、それで利益を上げることができているのか、できている場合は、将来的にも期待できるのか。できていない場合は、なぜ利益が上がらないのか、将来どうなってしまうのかといったことは、情報を集めて分析する必要があります。

とはいえ、先日のCorsair(CRSR)購入のように、「ゲームは当面安泰そうだし」「ゲーミングPCパーツはかっこいいし」という理由で買ってしまった銘柄もありますが、基本は銘柄研究は怠りなくしたいものです。

そして、上述の空売り会社のように情報操作、攪乱を狙っている連中もいるので、情報戦に巻き込まれ、踊らされないようにしたいです。

リスクを取った人は報われる

情報集めの手段のひとつとしてYouTubeを見るようになりました。

私が気に入って見ている米国人YouTuber達は長期投資を基本としているのですが、そんな彼らは時折「リスクをとれば報われることがある」という発言をしています。

投資の世界では「リスク」は値動きの振れ幅を指します。しかしながら、ここでいう「リスク」とはそうではなく、と言っても危険を冒すという意味でもありません。

私の解釈は、できうる限りの情報収集と分析を行った結果の投資には報いとして将来にリターンを得られることもある、と解釈しています。

銀行にお金を預けても利息は微々たるものです。物価は時間を経るごとに上昇(インフレ)するので実質的な価値は目減りするとも言えます。

このような環境の中で、将来に向けて大事なお金を増やすのには楽な方法はなく、手間の分だけ報われることがあるということです。

ただ、自分の資産の日々の変動を見るのが精神的に耐えられない、それが元本割れになったら絶叫するという人には、株式投資を勧めるつもりは毛頭ありません。


こういった感想を抱いた2020年。

最初に述べた通り、本記事では米国株のみに触れていますが、日本株でアカツキの売買を行ったり、Office365を安く使いたいのでGMOインターネットを買ったりしています。更に、日経平均に連動するダブルインバースにも手を出して痛い目に遭っていますが、この辺りは個別の記事をご参照いただければと思います。

米国株に話を戻すと、基本的には配当金で生活費の補填を行いたいため、それを目指すべく2021年は配当金重視の方向で考えているのですが、年の後半に投資対象に含めたPenny Stockなど少し冒険をしたいとも思っています。

ただ、配当金以外のトピックではブログの閲覧が少ないため、読者を増やすための工夫も考えていて、試験的に作成しているゆっくり動画もその一つです。

試行錯誤な2021年が予測されますが、お付き合いいただきたく、今年もよろしくお願いします。