2021年3月26日にSPYDの配当金が入金されました。
昨年の今頃は新型コロナウイルスの影響による株価下落。以降SPYDの株価と配当金は奮わず「SPYDはオワコン」といった旨の煽りとも受け取れる文言をしばしば見かけました。
しかしながら、現在の株価もさることながら、2021年第1四半期の配当金は驚く値になっています。
SPYD株価
2020年1月からの株価推移を見てみると、2021年3月26日の終値は38.90ドルで新型コロナウイルス以前の水準に戻ってきました。
私が保有しているHDVやQQQといった他のETFと比較すると、戻りのペースは亀の歩みの如し。ところが、今年の二月からペースが速くなっています。
週間の取引量を見てみると、これまで500万に満たず300万台もあったものの、二月後半から800万、900万という数字も見かけるようになっていて、買いが買いを呼んでいる様に見えます。
SPYD買増し
昨年とは異なり配当株買増し記事を都度更新してはいませんが、実はSPYDを3月24日に買い増しています。
今回の購入単価は37.75ドル。平均取得価格は32.5566ドルとなっています。下落時に買増していた効果が見えます。
SPYD配当金
2021年第1四半期の配当金単価は0.6316ドル。予想配当利回りはSeeking Alphaによると4.88%となっています。
配当金単価の推移を見てみると、2020年の暗澹たる気持ちになり「オワコン」と言いたくなるような金額であったものの、現在は60セント超えです。
配当ETFの方針は変えない方が良いのか?
昨年、配当金のためにETFに偏重してよいのか、と迷って書いた記事があります。
この記事を書いた後、結論は出ず、JP Morgan & Chase (JPM)、 CVS Health (CVS)、 Lockheed Martin (LMT)をつまみ食いしている状態です。
当時の気持ちを振り返ってみると、SPYDが奮わないことが心に引っ掛かり、上記記事を書いたというのは否めません。
現金なもので、今回の配当金を見てしまうと配当ETF編重でも構わないのではないか、とも思ったりもします。
しかし一方、当時の記事の最後で「ETF特有のリスク」という単語を出しており、いくらETFが銘柄の分散をしていても、ETF自体がリスクを有しているという事は覚えておく必要があり、まだ迷いは残ったままです。
さて、これからSPYDはどうなるでしょうか。