アクティビジョン・ブリザード(ATVI)の第4四半期決算発表を機に株価は一気に上昇。
本株式の手仕舞いを前回記事で示唆し、今回に保有の半数を売却しました。
アナリストは強気
1984年1月20日以来の100ドルを上回る終値をつけたのが2月5日。以降、終値は100ドルを下回っていません。
アナリストの予想も強気です。
19名のアナリストによる今後一年の予想株価平均は112.58ドル。最も強気の高値予想は125ドル。対して最も低い株価予想でも100ドルとなっています。
この種の予想を追いかけたことがなく、実際のところは分かりませんが、正直競馬新聞並みの賭博感を感じざるを得ません。
そのため、予想株価は話半分で捉えることとしています。
加えて言うならば、アナリストが「強く買い」と言っている時点で、実は手遅れなのではないかと。
あるいは、機関投資家が株価を上げたいことも推測されるため、個人投資家は鴨がネギ背負った状態になりかねない。
ただし、機関投資家が考えている時間軸は短いこともあり、長期保有の投資であれば「鴨ネギ」の状態はさほど心配しなくてよいと思っています。
一気にすべてを売却しない
株式投資の基本として一気に有り金全てをつぎ込まない、というのは「ドルコスト平均法」といった言葉にもある様に、馴染みがあると思います。
売却時も同様に一気に全て売り尽くさない方が、出口戦略としてよいと考えています。ただ、どうしても今すぐに現金化する必要がある場合はその限りではない事を付け加えます。
今回は保有銘柄入替のための現金化であるため、急ぐこともなく一部売却です。
利益は31%
株を売却したのは2月9日。
市場が開いた直後103ドルを超えるか超えないかの動きがあり、ダメもとで103ドルの指値で売付注文。
あっという間に約定。
2月9日の一日の株価を見ると終値は102.73ではあったものの、概ね103ドルを上回っていました。
注文を確認すると、売却株の平均取得価格が78.7150ドルであったので、粗利としては31%です。税金等が引かれて手取りはもう少し低くなります。
Corsair(CRSR)に資金を動かす?
さて、この現金を何に投資しましょう。
ゲームつながりで考えると、2020年12月に購入したCorsair Gaming(CRSR)が頭に浮かびます。
当時の原資はアカツキの売却益でしたが、現在も余力は残っています。そして、今回のアクティビジョン株の売却益を足して買い増しを考えたいところ。
しかし株価は上昇していて40ドルを上回る水準です。
アクティビジョンと比較すると株価の値動きも激しく、買いタイミングを探すのが難しいと感じてしまいます。
さらに、2月9日にCorsairの第4四半期決算発表で結果は好調であったものの、昨今の半導体不足で供給が追い付いていない状況は、市場では好意的に受け取られていません。
結果として翌日の株価は下がりました。
ただ、暴落という下げ幅ではないため、投資に際しては様子見が必要そうです。