保有米国配当株振り返り(2020年10月末時点)

投資

2020年第4四半期の最初の月である十月が終了しました。

米国大統領選を目前に、米国株式市場は乱高下となっています。

新型コロナウイルスの状況が悪化していたり、十一月の最初の週には多くの企業が決算発表を行う予定になっていたりと、先が見えにくい状況も影響しているのではないでしょうか。

陰謀論めいたことを言えば、投票直前にトランプ大統領を落とすべく、株価を下げるように売りを沢山出している輩もいるとか、いないとか。

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2020年10月の主要指数推移

ダウ平均、S&P500、NASDAQ総合指数における十月の推移を見てみます。

Yahoo! Finance(青:ダウ平均、緑:S&P500、ピンク:NASDAQ総合指数)

トランプ大統領が新型コロナウイルス陽性となり、入院、治療をしていた間は、株価が下がっていたものの、回復~退院のニュースが出るタイミングで指数は上昇していました。

不穏な動きとなったのは10月19日週後半で、最終週となる10月26日以降は暴落という表現を用いても良いのでないかという下げ具合です。

そのような状況下、ネットで米国の個人投資家と思われる人たちが吐く単語、フレーズは「Crash」「Buy the dip」「Panic」など、どこの国も同じだと感じます。

個人的には、米国は日本よりも力強い国なので、短期で投機的な売買をしていない限りは、狼狽する必要なないのではないかと考えています。

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ポートフォリオ全体像

10月30日時点の株価を基に、保有しているETFと個別株の構成割合を示すと以下のようになります。

2020年10月30日時点の保有株数、株価を基に割合を算出

構成割合の順位は前月と変わらず。

JPMは買い増しができたものの、CVSの10月買付を行えていなかったため、JPMの割合が大きくなっています。

各銘柄の平均取得価格と10月30日時点の終値は以下の通りでした。

銘柄平均取得価格(USD)現在価格(USD)
ATVI79.068375.73
CVS58.287056.09
JPM97.288898.40
T31.225727.02
V174.6359181.71
HDV87.489077.84
QQQ235.4441269.38
SPYD32.370827.60

2020年の保有銘柄株価推移

今年の初めから毎月定点観測を続け、十ヶ月経過するとデータも溜まってきて、推移を振り返るのにいい塩梅になっています。

そこで、どのような動きをしているかを確認しましょう。

下記折れ線グラフは、保有している株について2020年1月1日時点の株価を「1」とした時の変化を指数化しているものです。ATVI、JPM、CVSは、購入開始月末の株価を「1」としています。

注:上記吹き出しの銘柄は2020年1月1日時点で保有していた銘柄のみ記載

ここで分かることは、

  • 三月の暴落ですべての銘柄が1月1日時点を下回る
  • SPYDがとにかく無残
  • QQQの回復力は奇跡的

と、三つあります。

しかし、これに加えて最も驚いたのは、十月の下落で保有している銘柄の内、QQQとJPMを除いて全て2020年1月1日を下回る価格となっていることです。

三月の暴落時に、様々なノイズ情報に流されて買いそびれた自分としては、米国人のように「Buy the dip」という言葉が脳内を駆け巡っています。

SPYD推移詳細

このブログを訪問する方は「SPYD」というキーワードで見つけてくれる人たちが多く、やはりSPYDの状況を触れない訳にはいきません。

そこで、2020年の十ヶ月間で株価と平均取得価格がどの様に推移しているかを下記に示します。

実線が月末の株価、点線は平均取得価格です。価格を見ると三月に24.60ドルまで下落したSPYDの株価は27~28ドルを上下しており、かつての40ドルに戻る気配はありません。

七月に銘柄の入替が行われていますが、株価に影響を与えるものでもない模様です。

冷静に考えれば、ETFの構成内容が変わっても、SPYDの株価を決定するのはSPYDに対する需給なので、当然と言えば当然の話です。

なお、平均取得価格の下がり方が緩いのは、買付数量を変更していることによります。

2020年11月は予測不能

株価というものは、予測不可能なのですが、企業の業績、運営、方針がこれまでと変化が無くても、何が起きるのかが分からないのが、2020年11月だと思っています。

次回確認時は、どのようになっているでしょうか。