SPYD 2022年1月の銘柄入替

Power BI

すっかり三月になってしまいました。

SPYDの定例の銘柄入替が2022年1月に行われているはずという事で、入替があった銘柄を確認してみます。

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入れ替わった銘柄

今回の比較は、2021年12月17日時点の銘柄と2022年3月4日時点の銘柄で行います。

除外されたものは九銘柄、追加は十銘柄で、現在は80銘柄となっています。

除外銘柄

まず、除外銘柄は以下の通りで、聞いた事のある銘柄はブロードコム(AVGO)、ファイザー(PFE)、シーゲート(STX)の三社でした。

State Streetの資料から作成(削除9銘柄)

個人的に意外に思えたのが、ファイザーが除外されている点です。

しかし、SPYDの入替ルールを思い出せすと、ファイザーはSPYDの80銘柄中、配当利回り上位80%に入れなかった事によると理解すれば、2021年末は同社の株価が60ドル近くまで上昇していたため利回りが相対的に下がったことが理由なのではないかと推察できます。

追加銘柄

追加の十銘柄では、スリーエム(MMM)、ブリストルマイヤーズ・スクイブ(BMY)、キャンベルスープ(CPB)、シティグループ(C)が知っている会社で、特にスリーエム、ブリストルマイヤーズは配当株としても有名です。

State Streetの資料から作成(追加10銘柄)
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セクター構成

セクター構成の変化をみます。

不動産、情報技術の減少と、エネルギー、生活必需品、ヘルスケアの増加が見られます。

State Streetの資料からチャート作成(単位:%)

実は、金融と不動産の構成比が時間を経るごとに減少していて、新型コロナウイルスの影響が今になって出始めているのではないかと危惧します。


SPYDの銘柄入替をざっと確認しました。

特筆すべき気になる点はなく、今度は配当金が気になる、といったところです。

余談ですが、今回も銘柄の差分確認や、セクター構成のチャートを作成していてPowerBIの威力を感じます。