木曜日の4月8日に株価が奮わなかったORBCOMM (ORBC) が上昇しました。上げ幅は50%を超えます。
平均取得価額が8.0396ドルであったのですが、ここのところ7ドル台を推移といった状況です。
なぜ突然、11ドルを超える株価になったのか。調べてみるとファンドによる買収のニュースがありました。
ORBCOMM Enters into Agreement to be Acquired by GI Partners
米国時間の2021年4月8日に同社からプレスリリースが出されています。そのタイトルは「ORBCOMM Enters into Agreement to be Acquired by GI Partners」というもの。
GIパートナーズというファンドによる買収の契約が締結されています。
プレスリリースの中で最も気になった箇所を引用します。
Under the terms of the agreement, ORBCOMM stockholders will receive $11.50 in cash per outstanding share of common stock upon closing of the transaction, （以下略）
ORBCOMM
買収完了時にORBCOMMの株主は一株当たり11.50ドルを受け取ります。
単にお金がもらえると言う旨い話ではなく、保有している株との引き換えです。
つまり同社は買収が完了すると上場廃止となります。
このまま保有しているとどうなるのか？
現在の株価は既に買い取り予定額の11.50ドルに近い水準で動いています。
なので、今売ってしまってもよいと考えます。
しかし、契約を締結しても買収が完了するというのとは別の話。これから様々な手続きを経て買収完了を迎えるのは2021年の後半ではないかと言われています。
買収は完了するのか。
どのタイミングで株が買い取られるのか。
気になることはたくさんあります。
と言ったわけで、ORBCOMMはこのまま保有してみようと思います。