「投資をしよう!」と思ったあなたに、細かい説明を極力省略して簡潔に説明をする「はじめての投資」です。
迷ったらこの三社
初回の記事で、証券会社で開設する口座がどのようなものか、証券口座には一般口座と特定口座があり、納税のための手間を考えると特定口座で源泉徴収にする、といったことを学びました。
さて、証券会社の口座開設をするにはどの証券会社が良いのでしょうか。インターネットで検索をかけると決まって出てくるのが「SBI証券」と「楽天証券」です。これら二社にもう一つ選択肢を加えると「マネックス証券」が挙げられます。
なぜこの三社かというと、インターネットでほぼ簡潔できる、取引手数料が安い、さらに一部取引手数料が無料というのが大きな理由です。
私は楽天証券で取引をしていて、気に入っている点は、昔ながらの証券会社と異なり、セールス電話がかかってこないことは非常に好印象です。
三社からどう選ぶ?
でも、この三社からどう選べばよいのでしょうか。比較検討の要素は幅広く項目も多く、各人で要件が異なるため一概には表しにくいです。
全く異なる視点で、例えば、あなたに投資の話ができる知人や友人がいれば同じ口座を開設してみるという考えがあってもよいと思います。相談するときに同じ画面・インターフェイスを使っていると質問をしたり説明を受けたりしやすい、という理由です。
取引に応じて貯まるポイントサービスを軸に決めてもよいと思います。SBI証券はTポイント、楽天証券は楽天ポイント、マネックス証券は独自ポイントで外部のポイントへ移行可能です。
さらに、現在口座を持っている銀行との兼ね合いで決めてもよいかもしれません。住信SBIネット銀行であれば、SBI証券との連携は便利です。楽天銀行の口座と楽天証券の口座を連携させると銀行預金の利率がアップします。
復習
証券会社が決められない場合は、とりあえず、以下の三社を候補にするのが無難です。
SBI証券
Tポイントを貯めることができ、貯まったTポイントで投資信託を購入することができます。
SBI証券では、S&P500を対象とした、SBI・V・S&P500インデックス・ファンドやSBI・V・全米株式インデックス・ファンドといった破格の信託報酬の投資信託が購入可能です。
楽天証券
楽天証券では、楽天証券ポイントか、楽天ポイントを貯めて使うことが出来ます。どちらかを選択する必要がありますが、普段楽天での買い物でポイントを貯めている場合には、楽天ポイントが利用可能というのは魅力的に映ると思います。(注意:ポイントを利用する場合、楽天ポイントコースを選択してください。)
また、楽天ポイントは投資信託、日本株式・米国株式取引、バイナリーオプションで利用可能です。
米国株式取引での、ポイント投資について動画を作成していますので、ぜひご覧ください。
マネックス証券
独自ポイントのマネックスポイントを導入しています。
マネックスポイントは投資信託を保有しているだけでも貯まり、手数料への充当や暗号資産へ購入に使えるだけではなく、Tポイント、dポイント、アマゾンギフト券、電子マネー(nanacoやwaon)への交換ができます。更に、JALやANAのマイルに交換可能になっています。
本記事ではポイントに焦点を当てて紹介しました。
このほかにも選択の視点として、身の周りの人が口座を持っている証券会社、自身の取引銀行との関係などでも構いません。
各社サービスを吟味することはもちろん、上記三社以外でも自分のニーズに合って納得できればよいと思います。しかし「はじめての投資」なので限定的な選択肢から選ぶほうが迷いが少なくて済むのではないでしょうか。