Lockheed Martin(LMT)は配当株でありながら、成長が見込まれそうなので買った

投資

2020年1月17日の記事でLockheed Martinのことを書きましたが、実際に買ってみました。

株価は300ドルを超えるものの、割安株と言われていること、宇宙開発関連株として捉えると成長の余地があることを知り、買付をした次第です。

配当金を支払う会社は成熟した企業が多く、成長による株価の上昇はあまりないと言われていますが、将来に向けてじっくり上がるのであれば、買い増したい銘柄になりそうです。

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2020年度第4四半期決算

2020年1月26日にLockheed Martinは決算発表をしています。

  • 売上:170億ドル(前年同期159億ドル)
  • 純利益:18億ドル、一株当たり6.38ドル(前年同期15億ドル、5.29ドル)

同時に、2020年度の決算を見ると、

  • 売上:654億ドル(前年598億ドル)
  • 純利益:68億ドル、一株当たり24.30ドル(前年62億ドル、21.95ドル)

となっていて、2019年度から増収増益という結果でした。しかし、残念ながら決算時点の株価は奮いません。これは売上がアナリストの予想を上回ったのに対し、利益が僅かに下回ったことによるという見方があります。

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配当金

決算発表に続き、2021年1月28日に第1四半期の配当金を一株当たり2.60ドルと発表しています。

同社は増配しており、2021年9月24日の支払いまでは四半期ごとに2.60ドル。その後、2022年は2.80ドルに増配し、2023年は3.00ドルにまで増えています。2023年6月時点で配当利回りは2.61%で、配当性向は43%となっています。

四つのセグメント

戦闘機よりも宇宙?

Lockheed Martinというと、F-16を思い出します。そしてF-35。

しかし、同社は宇宙開発にも力を入れています。

とはいえ、セグメント別でみると2割未満の規模。しかも、割合も小さくなってきています。

Lockheed Martin CorporationのAnnual Report、決算資料からチャート作成

過去の決算発表では宇宙開発に関することも触れられており、小さいながらも期待のセグメントと考えられます。

小型核融合炉

同社は小型核融合炉の開発も行っています。話題になることがないので、知る人ぞ知る内容かもしれません。

実用化できれば、航空機、船舶、発電、水の濾過に加えて宇宙への進出と、応用できる範囲は広く、こちらも期待が膨らみます。

ARKのETFの組入銘柄

更に興味深いのは、あのARK INVESTがETF、ARKQ(ARK Autonomous Technology & Robotics ETF)でLockheed Martinの株式を保有していることです。

2020年2月4日時点で、6,700万株保有。ポートフォリオの1.99%となっていて、ARKQの、際立ったベネフィットが得られる技術を開発する会社へ投資、という方針に適っていたように見えました。しかし、2023年6月23日時点で2万株まで保有数は下がり、0.88%に落ちています。

ARK INVESTは宇宙開発関連のETFであるARKXを2021年3月から運用しています。Lockheed Martinの株式は7,000株、1.15%の組み入れ割合となっています。

平均取得価格は352.3803ドル

少しつづ買い増した結果、平均取得価格は352.3803ドルです。

2023年6月23日終値が459.363ドルなので、含み益が出ている状態。

最初に買ってから三年が経過し、増配もされているので、長期保有を考えていますが、買増しをするには値が上がり過ぎているのが難点です。