つみたてNISA四年経過 – eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の推移

S&P500

2019年11月から、つみたてNISAで eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)をに積み立てて、四年が経過しました。

2024年から新NISAとなるため、つみたてNISA口座での積立は、四年を経過したところで終了となります。

新型コロナウイルスでの騒ぎによる下落、以降の株価上昇と下落の繰り返し。それでも無心で定期買付をしてきた投資信託はどのような状態になったのでしょうか。

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推移

S&P500

投資信託がベンチマークとしているS&P500の動きを振り返ると、つみたてNISAを開始した直後は順調に上がっていると思ったものの、2020年3月に新型コロナウイルスの影響により、株価は一気に下落しました。

2020年4月以降、2022年に入るまでは力強い回復というよりもむしろ一本調子の上昇で市場は沸き立ちます。しかし、ロシア・ウクライナ情勢をきっかけに下落。物価上昇に対応するということで、米国での利上げなども続いたり、一方でAIバブルらしきものもあり、乱高下をしつつも、上昇線を描いています。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

つみたてNISAで買付を始めてから、四年目の買付までの期間における単価の騰落率は48.2%と、上昇しています。

下落や暴落は経験しているものの、現時点では好調な成績を収めています。

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月次積立

過去四年間における購入時の単価、平均取得価額、購入数量の推移を確認します。

ドルコスト平均法で買い付けているため、単価(=基準価額)と購入数量が反比例になっていることが分かります。

ドルコスト平均法では、基準価額が低い時は沢山の数量を購入し、基準価額が高くなると買付数量は減少するだけではなく平均取得価額も上昇していきます。

平均取得価額推移を見ると、2019年11月は、11,617.12円だったのですが、2023年11月では15,808.15円となっています。

現在の資産状況

資産の増え方は以下のチャートに示される通りです。

四年間で購入した数量は1,033,212口。2023年11月の約定日の単価が24,097円。評価額は2,489,731円となります。これまでの投資金額が1,633,317円なので、運用益は52.4%となっています。

株式市場で株価が下落すると、パニック売りをしたくなる気持ちが湧いてきます。しかし辛抱強く積立をしてきたことで、ほぼ利子が付かない銀行預金より、悪くない状態を維持しています。

制度が変わり、「つみたてNISA口座」ではパフォーマンスを四年間分しか追いかけることが出来ず、長期投資の成果を語ることは適切ではないですが、それなりに成果が見える結果となりました。

2024年からは新NISAとなるため、本追跡はこれまでといたします。